湘南vs清水の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2018年11月2日)
一覧へ明治安田生命J1リーグ 第31節 2018年11月2日(金)19:03KO Shonan BMW スタジアム平塚
試合終了
00前半0
0後半0
16SH6
10CK2
12FK12
0
コンディションの差は明白。湘南は「フレッシュな力」を起用か
明治安田J1第31節の『フライデーナイトJリーグ』は、湘南と清水の一戦だ。
湘南はJリーグYBCルヴァンカップの優勝もつかの間、10月30日に中2日でアウェイ・磐田戦を戦い、そこからさらに中2日で今節を迎える。選手たちは日程を言い訳にせず、「何か言って日程が変わるなら言いますけど、変わらない」(高山 薫)と、現状を受け入れて試合に臨む。
とはいえ、疲労の影響を完全に否定することはできない。事実、磐田戦では局面での反応が鈍く、ボールがこぼれてきても相手選手に一歩先を行かれ、マイボールにできそうな場面でも磐田に拾われる場面が散見した。また、ボールコントロールやパスの精度も落ち、プレッシャーが強くない場面で相手にボールを渡してしまうシーンも多々。カウンターこそあまり食らわなかったものの、その精神的なダメージによる疲労もさらに蓄積され、磐田戦は精彩を欠いたと言わざるを得なかった。
もっとも、そんな中でもきっちりと低いボールをつないでいくつかのチャンスを作れたこと、3バックは集中力を保ち失点シーン以外のピンチはあまり招かなかったことなどは好材料だ。磐田戦は反省よりもポジティブな面をつなぐことに目を向けたい。
過密日程を受けて、曺 貴裁監督は「フレッシュな力が必要」とメンバー変更を示唆。磐田戦はルヴァンカップ決勝の内容を踏まえて同じメンバーをチョイスしたが、さすがに今節は入れ替えが必要と判断したようだ。ルヴァンカップは規約の関係で出場できなかった小川 慶治朗や、決勝で屈辱の途中出場途中交代を命じられた松田 天馬らに出番があるかもしれない。
一方の清水は、20日の第30節以来約2週間ぶりの試合と、今節に向けて休養も準備も十分な状態で臨む。日本代表にも選出された北川 航也に加えて、ドウグラスもこの試合で復帰する見込みで、控えには鄭 大世もいる。強烈な前線へ供給するクロスの精度も高い。残り4節で連勝すればAFCチャンピオンズリーグ出場圏内まで浮上する可能性も十分に残っており、心身ともに充実した状態で平塚へ乗り込んでくるだろう。
コンディションに差があるのは明白。湘南にとっては、その差を埋める戦術・戦略をどのように立てるのか。あるいはフレッシュな選手を起用しても、ルヴァンカップ決勝と同じクオリティーを保てるか。裏を返せば、清水はその差をいかに利用するかがカギを握る。残り4節と佳境を迎えたJ1で、お互いに負けられない一戦となる。
[ 文:中村 僚 ]