C大阪vs磐田の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2018年9月14日)
一覧へ明治安田生命J1リーグ 第26節 2018年9月14日(金)19:03KO キンチョウスタジアム
試合終了
10前半0
1後半1
15SH11
7CK6
7FK16
1
ルヴァンカップは悔しい敗戦。C大阪はキンチョウの歴史に刻む一戦を
14日、5位のC大阪が暫定10位の磐田をホームに迎える明治安田J1第26節。『フライデーナイトJリーグ』がキンチョウスタジアムで行われる。
代表ウィークでリーグ戦が中断している間、C大阪は湘南とのJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝を戦った。前回王者として連覇を目指したC大阪だが、アウェイでの第1戦を0-3で落とすと、ホームで迎えた第2戦も2-2の引き分け。準決勝進出はならず、連覇の夢もついえた。天皇杯もすでに敗退しており、今季、残すはリーグ戦のみ。残り9試合、AFCチャンピオンズリーグ出場圏内である3位以内を目指しての戦いとなる。
リーグ戦では、逆転勝ちした前節・浦和戦を含め、直近の5試合を3勝1分1敗とまずまずの成績を残しており、暫定3位のFC東京との勝点差も『3』まで縮めた。他クラブより早く試合を消化する今節で勝利して、上位陣にプレッシャーを与えたい。
一方の磐田は、ルヴァンカップはプレーオフステージで敗退しており、代表ウィークの間はみっちりとトレーニングに充てた。8日には大宮と45分×3本の練習試合も行っている。
1-6と大敗した前節・名古屋戦の試合後、「2週間空くことがわれわれにとってはネガティブにならずに、ポジティブにやれる時間と信じてやりたい。目標も残留争いに下方修正しなければいけないと思っている。しっかりと顔を上げて選手たちとともにやっていきたい」と話したのは名波 浩監督だが、まずはメンタルの回復に努め、リスタートとなる今節へ挑む。
両チームの前回対戦は第11節。磐田のホームで行われた試合は、磐田が終始主導権を握って、25分に川又 堅碁のヘディングで先制。後半、C大阪も杉本 健勇がPKを決めて同点に追いついたが、この試合、C大阪は中を固めてきた相手に対して打開策を見いだせず、なかなかシュートが打てない厳しい一戦となった。今節を前に、「前回は相手に中を締められて、自分たちがボールを受けたい場所で受けることができなかった。今回はどうなるか分からないけど、そういうことも意識しながら、攻撃を工夫していきたい」と語ったのは清武 弘嗣だが、杉本をケガで欠くこの試合、C大阪がどういった攻撃を見せるのかは一つの注目点となる。
また、今節は現状のキンチョウスタジアム(今季終了後、拡張工事が行われる)で行われるJ1ラストゲームでもある。これまで数々の好勝負が繰り広げられてきた、C大阪にとって“聖地”とも言える舞台とのしばしの別れ。「セレッソで、J1で初めて得点したのもキンチョウスタジアムでしたし、たくさんゴールを決めることができた、個人的には思い入れのあるスタジアム。しばらくここでプレーできなくなるのは寂しいけど、勝って終わりたい」と話したのは柿谷 曜一朗だが、C大阪としては、また一つ、キンチョウスタジアムの歴史に刻む一戦にするためにも、勝利でフィナーレを飾りたい。
[ 文:小田 尚史 ]