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G大阪vsFC東京の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2018年8月10日)

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苦境が続くG大阪に立ちはだかるのは、かつての指揮官・長谷川健太



レヴィー クルピ前監督の電撃解任後、チームの立て直しを託された宮本 恒靖監督だが、G大阪が置かれている苦境は続いたままだ。

前節は最下位・名古屋との裏天王山で2点を先行。宮本体制下での初勝利かと思われたが、ジョーにまさかのハットトリックを許し、衝撃的な逆転負け。17位の自動降格圏内に転落したばかりか、1試合消化が少ない最下位・名古屋との勝点差も1に縮められた。

レジェンドの監督就任で巻き返しを目指したG大阪だが、再開後の明治安田J1では2分3敗という足踏みが続いており、危険水域に身を置いている。

そんな危機的なチーム状態にあるG大阪の前に今節立ちはだかるのが、かつての指揮官が率いる好調・FC東京だ。

「FC東京は(長谷川)健太さんが監督だし、上位にいるので勢いがある。警戒すべき相手であるのは間違いない」と話すのは長谷川監督を「恩師」と公言する三浦 弦太だ。

宮本監督の就任後、突貫工事の中でも攻守両面で確かな改善が見られているG大阪だが、「失点が多い」(宮本監督)というレヴィー クルピ体制当時からの課題は、いまだ引きずったままである。

前々節の磐田戦では終了間際に同点ゴールを献上し、前節は後半だけで3失点。ファビオと三浦が相手の放り込みに対して不安定なパフォーマンスを見せることも多いが、やはりFC東京戦でカギを握るのは三浦ら最終ラインの耐久力だ。

「健太さんのサッカーはまず守備が大事だけど、いまは攻守両面で非常にバランスが良い。リンスも加わってさらに良いチームになっている」とオ ジェソクも話すように、リーグ3位の得点力を誇るFC東京が単なる守備のチームでないことは明らかだ。

今節から、チーム得点王のファン ウィジョがアジア大会に出場するため不在。9得点を叩き出している韓国籍エースを欠くG大阪だけに、ロースコアの戦いで勝機を見いだすのが勝点3への近道になるはずだ。

柏時代にも苦渋を舐めている“ガンバキラー”のディエゴ オリヴェイラにはアウェイの対戦時にも決勝ゴールを許しているが、2試合連続で決勝ゴールを決めているリンスも得意の“仕上げっぷり”を見せている。

ホームで3-2と勝ち切った直後の会見では、「弦太もファビオも特徴を知っている」と不敵に笑った長谷川監督だが、5年間指揮を執った古巣のストロングポイントもウィークポイントも熟知済み。G大阪の指揮官として最後に指揮を執った昨年11月のホーム最終節では、一部ゴール裏から5つのタイトルに導いた指揮官に対する敬意を欠いた的外れなブーイングを飛ばされた長谷川監督にとっても、モチベーションを高めて挑む一戦になりそうだ。

首位を追撃する“長谷川トウキョウ”にはかつてG大阪でもプレーした大森 晃太郎、リンス、丹羽 大輝も在籍。最下位転落の危機に瀕する“宮本ガンバ”との顔合わせは、ピッチの至る所で見どころのマッチアップが実現しそうだ。

[ 文:下薗 昌記 ]





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