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川崎Fvs清水の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2018年5月20日)

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競争力が高まる中で迎える中断前最終戦。攻撃陣の躍動を期待せよ



今節は6月に開催されるロシアW杯を前にした最後の明治安田J1となる。この試合を終えると次のリーグ戦まで約2カ月の中断期間に入るため、互いに勝点3をつかみたいのは間違いない。勝利を目指す両者の好ゲームが繰り広げられるはずだ。

ホームの川崎Fは、ここまで7勝3分4敗の勝点24。首位と勝点差『13』の4位につけている。浦和戦、FC東京戦と連敗を喫して迎えた前節の柏戦は、敵地で先制点を奪われる苦しい展開となったが、58分にエースの小林 悠が強烈なミドルシュートを突き刺して同点。このゴールで勢いをつけると、アディショナルタイムに途中出場の鈴木 雄斗が長谷川 竜也のクロスに飛び込み、劇的な形で勝利を飾った。なかなか出番が与えられていなかった鈴木のゴールは、チームの競争力を高めることにつながり、同じような状況にいる選手たちには新たな刺激となっている。

「先制されてしまいましたけど、後半も運動量を落とすことなく選手たちがしっかり頑張ってくれた。今日、ミーティングでも『ここから巻き返そう』という話をした中で、最後まであきらめずに全員が走り抜いたこと、勝てたこと、本当に選手に感謝している」とは試合後の鬼木 達監督の言葉。チームとしてターニングポイントと考えた試合を勝利したことで、さらに前へと進む力を得た川崎Fは連勝を目指して今節に向かう。

対する清水は、ここまで5勝3分6敗の勝点18。現在は9位となっている。今季から指揮官が代わった中で良いスタートを切った清水だったが、その後多少勢いを落としていた。しかし、前節の湘南戦では攻撃陣が爆発。二度のPK獲得でリードを広げられた面はあったにせよ、北川 航也の2点を含む4得点を奪っての快勝は、チームにポジティブな影響を与えている。

その流れのまま水曜日に行われたJリーグYBCルヴァンカップグループステージ最終節は、敗退こそ決まってしまったが、リーグ戦で上位につけている札幌に3-0で勝利。鄭 大世やミッチェル デュークにゴールが生まれるなど、ベンチ機会の多いアタッカー陣が存在感を発揮したことは、チーム力の底上げにつながったはずだ。あとは主力組とうまく織り交ぜることで、より強力な攻撃を組み立てていきたいところである。

試合の注目ポイントとなるのは、やはり攻撃陣だろう。川崎Fは小林が負傷したため、代役となる知念 慶の働きに期待したい。清水はエースの北川がこの試合でもチームを勝利に導くゴールを決められるか。また前線を生かす意味でも、川崎Fは家長 昭博、清水は金子 翔太がカギを握る。両者がいかにチャンスを創出できるかが、勝敗を大きく左右するはずだ。

昨季の等々力陸上競技場で行われた試合は、J1通算2万ゴールのメモリアル弾を金子が決めるなどして、2-2のドロー決着となっている。今節は打ち合いになるのか、それともロースコアのゲームとなるのか。両者の白熱した戦いに期待したい。

[ 文:林 遼平 ]





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