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鳥栖vs神戸の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2018年2月23日)

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史上初の平日開幕。堅守の鳥栖がタレント軍団・神戸を迎撃



2018年の明治安田J1は、史上初めて平日金曜日の開幕戦となる。栄えあるその対戦カードに選ばれたのは鳥栖と神戸の一戦。他チームに先んじて単独での開幕戦となるだけに、鳥栖、神戸のサポーターはもちろんのこと、Jリーグファンの注目を集める一戦となることは間違いないだろう。

J1で7年目のシーズンを迎える鳥栖だが、今季のスローガンは『ITADAKI(頂)』。毎試合の勝利を頂き、サポーターの声援や支持を頂き、スポンサーの支援を頂き、タイトルという頂を目指す。さまざまな意味が込められたものになっており、クラブ悲願のタイトル獲得を目標に掲げている。マッシモ フィッカデンティ監督2季目だった昨季は13勝8分13敗の成績で8位。オフの補強は神戸から高橋 秀人を獲得したが、そのほかの3人はいずれも今季の開幕時点で24歳以下と次代を見据えたものになっている。しかし、それも昨季の主力の残留に成功しているからこそ。毎年のように主力が他クラブに移籍し、戦術のリセットを強いられてきたが、「重要な選手が残ってくれたことが今年の鳥栖の目玉」とマッシモ フィッカデンティ監督が言うように、昨季のベースを残した状態で今季を迎えられることは鳥栖にとって例年にない“補強”と言えるだろう。

一方の神戸は昨季、13勝5分16敗で9位。シーズン途中には監督交代も断行するなど、激動のシーズンを過ごした。今季は昨季途中から暫定で就任した吉田 孝行監督が続投。今季のスローガンは『一致団結 To become the No.1 Club in Asia』。2015年より掲げている一致団結のスローガンに、アジアNo.1クラブを目指す熱い思いを加えたものになっている。オフの補強は3年ぶりの復帰となる韓国代表のチョン ウヨンをはじめ、三田 啓貴、那須 大亮、ウェリントンといった実力者を中心に9人が加わった。昨季はシーズン途中の監督交代もあり、後半戦は守備に重きを置く戦いとなったが、今季はあらためて攻撃的なサッカーを標ぼうして臨む。吉田監督も「自分たちでボールを保持してブロックを崩し切る力をつけていきたい」と話しており、大きなスタイル変更に挑戦するシーズンになりそうだ。

マッシモ フィッカデンティ監督が「開幕前の長い準備期間を経て、チームがどういう状態に仕上がったかというのはぶつかってみないと分からない」と話すように、開幕戦には独特の雰囲気がつきまとう。対戦相手の情報が少ない中での対戦となるだけに、自分たちのスタイルをより発揮できたチームが勝利に近づくことになる。イタリア国籍指揮官仕込みの緻密な守備を誇る鳥栖と、世界的なプレーヤーであるルーカス ポドルスキを筆頭とするきらびやかな攻撃陣を擁する神戸の構図は、おもしろいものになるだろう。20時キックオフで寒さも予想されるが、それを吹き飛ばすだけの熱い戦い、そして、2018年のJ1のオープニングにふさわしい試合を期待したい。

[ 文:杉山 文宣 ]





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