--2点が連続して入って試合が決まったかと思ったが、1点を取られた。その後に3点目、4点目を取った。1点を取られた後の選手たちの反発力をどうとらえているか?われわれは鹿島とのFUJI XEROX SUPER CUP、あるいは横浜FMとのリーグ戦といった、リードされている展開の中でも落ち着いて得点をして同点、あるいは逆転するような形を作れていた。ここ5試合を振り返ってみても、後半に運動量を落とさずに最後まで戦えているゲームが多いのではないかと思う。もちろん、連戦の中で後半の最後の方に運動量が落ちた試合もあるが、そういう中でも比較的、ギアを上げて得点することができていると思う。今日のゲームでも2-1と1点差に迫られたが、選手たちは落ち着いてそういう状況の中でも得点して相手を引き離すことができるという自信が芽生えていると感じている。
浦和レッズ浦和
[ ペトロヴィッチ監督 ]
われわれレッズにとって、非常に重要な勝利だった。もちろん浦和と甲府が対戦すればわれわれが勝利を求められるが、甲府の(明治安田J1)第1節のG大阪戦、第2節の鹿島戦を見ても分かるように、決して簡単に勝てる相手でないことは分かっていたし、非常に難しい、厳しいゲームだった。立ち上がりは非常に良い入りができた中で2回ほど決定機があったが、それを決め切れずなかなかゴールをこじ開けることができない展開になってしまった。そういう中、最終的に4-1で勝利できたことはわれわれにとって非常に良かった結果だったと思うし、もちろんどんな試合でも良い部分とそうではない部分が両方あるし、今日も両方あったが、結果として自分たちが勝利するという目標を達成できたことは良しとしていいのではないかと思っている。
--2点が連続して入って試合が決まったかと思ったが、1点を取られた。その後に3点目、4点目を取った。1点を取られた後の選手たちの反発力をどうとらえているか?われわれは鹿島とのFUJI XEROX SUPER CUP、あるいは横浜FMとのリーグ戦といった、リードされている展開の中でも落ち着いて得点をして同点、あるいは逆転するような形を作れていた。ここ5試合を振り返ってみても、後半に運動量を落とさずに最後まで戦えているゲームが多いのではないかと思う。もちろん、連戦の中で後半の最後の方に運動量が落ちた試合もあるが、そういう中でも比較的、ギアを上げて得点することができていると思う。今日のゲームでも2-1と1点差に迫られたが、選手たちは落ち着いてそういう状況の中でも得点して相手を引き離すことができるという自信が芽生えていると感じている。
(AFCチャンピオンズリーググループステージグループF第2節の)FCソウル戦は2-0でリードした後に1点差に迫られたが、その後に3点目、4点目、5点目と相手を引き離す展開を作れていた。今日のゲームも同じように1点差にされながらもその後の落ち着き、あるいは得点をして相手を引き離すということは見せられたと思う。1つは自信の表れだと思うし、もう1つは相手が犯すミスに罰を与えることができる。1つの相手の隙を危険に突いていける、そしてそれを得点に結び付けられる、危険な走り、危険なところを狙っているということを今のチームは見せられていると思う。
ヴァンフォーレ甲府甲府
[ 吉田 達磨監督 ]
ACLに出るチームとの3連戦の3つ目の試合で、チャンピオンチームと言っていいのか分からないが、昨季あれだけ勝点を重ねた浦和を相手に、僕たちも引き分けを狙うというよりも勝つために準備をしてトライした。しかし、今日対戦した印象としてはフィジカル、フィットネスというかセカンドボールをマイボールにしてスピードアップを一瞬でしていくところに浦和レッズのすごさを感じました。
前半、そういうものにのまれた中で自分たちの普段見えているものが見えずにゲームが進んでいきましたが、時間がたつにつれて中盤の守備が少し安定し始めて、最終ラインまで突破されるシーンがほぼなくなった。後半のスタートから2トップを中心に相手のボールに圧力を強めるということで、選手のトライでだんだんボールを奪えるようになった。兵働(昭弘)のところで前半かなりロスがあったけど、修正してくれていいボールが入るようになった。だんだん僕たちの手応えというか、そういうものがオープンな試合になることにつながった。それをどうとらえていいのか分からない。オープンになることは望んでいなかったけれど、攻撃していく中で、リスク管理がおろそかになるというところもあると思っていた。若干開いた展開の中で、僕たちが前半に与えなかった大きなスペースを与えたことで生まれたものがある。
あとはクロスのシンプルな対応、セカンドボールに詰めるというところで浦和の選手は足が止まらなかったけれど、われわれはその前段階で、彼らの意識が低いのではなく、前半にフルパワーでやっていたので力が枯れてしまったというか、残っていなかった。
--攻撃でボールを持った時に何人か追い抜いていくことがこの試合で欲しいと話していたが、攻撃の部分ではどう感じたのか?前半の途中までは、攻撃をすることがままならないところもあって、思っていた通りというかそんなに簡単に攻撃の形を作らせてくれる相手ではなかった。勢いを持って飛び出していくということを前半の途中からトライし始めて、後半の立ち上がりに失点してからもトライしていたと思う。逆にそれがひっくり返されることにつながってしまったと思う。