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川崎Fvs浦和の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2015年4月12日)

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首位浦和を迎える川崎Fは、ホームJ1通算100勝を賭けた一戦に。1stステージの優勝争いに関わる大一番だ



この試合は、確実に熱くなる。

勝ち点10の首位浦和を、勝ち点3差の4位川崎Fが本拠地にて迎え撃つ一戦は、川崎Fが勝てば浦和を逆転できるという点で注目だ。他会場の結果次第では川崎Fが首位に立つ可能性があるのだ。

この一戦に対し中村憲剛は「そういう意味ではすごく大きな試合です。17試合ですし、向こうに勝ち点3を与える訳にはいかない」と力を込めて話す。ただ、力みすぎてもダメだとして「ここ2試合でやれていることというのをまた出せればいいかなと思います」と述べている。

公式戦で3戦連続で勝てていなかった川崎Fは、直近のリーグ戦新潟戦と、ナビスコカップの清水戦とを連勝で飾り、息を吹き返しつつある。特に清水戦は序盤に危険な場面を作られながらも、今季初めてとなる無失点試合を演じており、チームは自信を深めている。この勢いを継続したい川崎Fは、まずは点を取ることに意識を集中させたい所。中村と2年連続得点王の大久保嘉人の二人を核とした攻撃は、緩急を使い分けて作られるという点で特徴的だ。最終ラインからFWの選手まで、誰一人としてサボること無くパスコースに顔を出し、相手の穴を探しつつボールを前方に運ぶ攻撃はこの試合の見所の一つとなるはずだ。

そんな川崎Fと対峙する浦和は、今季はリーグ戦では負けなし。また直近の3試合は連続無失点で試合を終えており守備の堅さに手応えを見せている。安定感のあるGK西川周作に対し、その前方に展開する守備陣は基本的に3枚で構成されている。浦和の戦いで特徴的なのが、槙野智章、森脇良太の左右のストッパーが縦横無尽にピッチを駆け巡るという点。状況に応じて攻撃参加し、チームの貴重な得点源となってきた。

FWには人材は多いが、リーグ戦でゴールを決めたのは興梠慎三に限られるという点で物足りない。リーグ戦では負けなしとは言え、開幕戦で3得点を決めた後は、1点、0点、1点とロースコアが続いており、必ずしも得点力が高いわけではない。ただし、攻撃機会は作れており、総得点数の少なさを理由に安心するのは戒めたいところだ。

守備陣は不動のメンバーで臨むことになるだろうが、攻撃陣に関してはかなり流動的でどうにでもメンバーを組める強さがあるのも怖い。興梠慎三がケガのため、松本戦に出場したズラタンを軸にした布陣が組まれるものと思われるが、2列目の人材は豊富で梅崎司や石原直樹、高木俊幸といった選手が控えている。ペトロヴィッチ監督がどのようなチームを組むのか。全く読めないだけに発表されるメンバーを楽しみにしたいところ。そんな浦和の攻撃は選手が流動的に動きまわりつつ、フリックとダイレクトパスを織り交ぜたスピード感のあるものとなる。対応するには一定の距離を保つ必要があるが、距離を取り過ぎてもやられてしまう。そういう意味で、簡単に飛び込むことは厳禁だ。そうした人と手数をかけた攻撃に惑わされてしまうと対応が後手を踏むことになるが、川崎Fがこの浦和の攻撃をどう抑えこむのか、注目点となる。

川崎Fはこの試合を前に、J1でのホーム通算勝利数が99となった。この試合に勝てれば、節目の100勝を記録することとなる。また冒頭にも記した通り、他会場の結果次第で首位に立つ可能性もある。そういう意味で、勝ちたい試合だがどうなるだろうか。もちろん浦和はライバルを直接対決で下し、首位固めしたい。そのためにも大久保嘉人を中心とした川崎Fの攻撃を封じたい。ともにボール支配率の高さが特徴的なチーム同士の対戦なだけに激しい攻防が期待できる。名勝負の予感がする試合となりそうだ。
[ 文:江藤高志 ]





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