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サンダウンズvs鹿島のマッチレポート・動画(FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016:2016年12月11日)

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FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016 準々決勝  20161211日(日)19:30KO パナソニック スタジアム 吹田

ハーフタイムの2つの声掛けがゲームを変えた。鹿島、後半の一転攻勢で2得点

前半はマメロディ・サンダウンズの攻撃力ばかりが目立つ45分となった。レオナルド カストロを頂点に、パーシー タウ、キーガン ドリー、カマ ビリアトが目まぐるしくポジションを変え、空いたスペースに次々と別の選手が飛び出していく。アフリカ王者の攻撃に、鹿島ディフェンスは押し込まれてしまった。強さと速さを兼ね備えた相手のフィジカルに一対一で負けてしまう場面も目立ち、序盤からサイドを崩される場面やミドルシュートを放たれる場面が続いた。

しかし、なかなかペースがつかめない若い選手たちをベテランが最後尾からしっかり支える。ゴールマウスを守る曽ヶ端 準が際どいシュートをことごとくはじき返した。14分にオーバーラップしてきた右サイドバック、タペロ モレナの地をはうようなシュートをセーブしたのを皮切りに、鮮やかなセービングを連発する。35分には、サムエル マブンダの強烈なミドルシュートも体を目いっぱい伸ばしてゴール右へはじき出す。31分には、左サイドを完全に崩された場面もあったが相手の拙攻にも助けられ、前半をなんとか0-0で折り返すことに成功した。

ただ、鹿島が前半で放ったシュートは0本。相手ボールを奪っても中盤でのパスミスで再び失う場面が続き、攻撃に移ることができなかった。その部分をしっかり改善できるかどうかが、勝負の分かれ目だった。

ハーフタイムに、まず石井 正忠監督が戦術的な修正を施す。

「相手陣内で慌てて自分たちからボールを失っていることが多かったので、そこをもう一度見直して、相手陣内でテンポよく回して動かそうということをミーティングで話しました」

前半は、せっかくボールを奪っても、自分たちからそれを手放してしまっていたため、落ち着いて、テンポよくボールを回すことを指示。さらに守備面では前から制限を掛けてボールを奪う形をもう一度確認。つまりは、自分たちが狙いとするサッカーを取り戻すことを指示した。

そこへさらにキャプテンの小笠原 満男が声を掛けた。

「こういうところで変な試合はできない」

そう言って、選手たちに戦う気持ちを取り戻させた。

そうして後半に入った鹿島は前半とは見違える姿を見せる。53分に、遠藤 康がこの試合初めてとなるシュートで相手ゴールを脅かすと、立て続けにチャンスを作っていく。57分には左右に大きく相手を揺さぶり、最後はゴール前で土居 聖真が鋭い反転からシュート。60分には山本 脩斗のクロスに西 大伍が合わせて惜しいチャンスを作る。

石井監督はさらに攻勢を強めるため61分に金崎 夢生を投入すると、ついに試合が動く。63分、右サイドに抜け出した赤﨑 秀平のクロスを土居が頭で落とし、遠藤が左足を合わせると相手GKの手をすり抜けたシュートがゴールに吸い込まれた。

88分には、鈴木 優磨のクロスから金崎が落ち着いてシュートを決めて、マメロディ・サンダウンズを突き放すことに成功。前半とは全く違う姿を見せた鹿島が準決勝進出を決めた。
 
[ 文:田中 滋 ]

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