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長崎vs横浜FMの見どころ(天皇杯:2024年8月21日)

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重ねてきたJ1撃破の実績。長崎、流れを変える1勝を

トランスコスモススタジアム長崎で開催される天皇杯ラウンド16では、対照的な現状の2チームが対戦する。リーグ戦に向けて、長崎が巻き返しへの第一歩とするのか、横浜FMがさらに上位を狙う契機とするのか。両チームともに、ベスト8進出と併せてチーム全体の機運を高めたい試合となる。

明治安田J2で上位を争う長崎だが、リーグここ4戦は2分2敗。明らかに一時期の勢いはない。暑さの影響によって運動量の低下が顕著で、ビルドアップからの遅攻と、ボール奪取からの速攻という好調時の両輪が、ともに円滑に回らなくなっている。ただ、1つの勝利で状況を変貌させるだけのチーム力はある。この一戦はリーグ前節・山形戦から中3日での開催。その後、中2日でJ2第28節・山口戦を控えるため、下平 隆宏監督はこれまでのカップ戦と同様にリーグ戦からスタメンの多くを入れ替えると予想される。

注目したいのは主に2点。コンディションを上げている安部 大晴中村 慶太名倉 巧などがJ1相手にどこまでアピールできるか。また、チームとして公式戦5試合ぶりの勝利を挙げ、選手起用を含めてリーグ戦に勢いをつなげられるかだ。

今季の長崎は一度現在と似たような経験をしている。リーグ開幕から2試合未勝利(1分1敗)という状況の中、JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦で愛媛と対戦。この試合に勝利したことで状況が一変し、リーグ戦での22戦無敗につながった。カップ戦からリーグ戦へという、あの流れをもう一度もたらしたい。ルヴァンカップでは磐田と浦和、天皇杯では新潟とJ1勢を撃破しており、リーグ戦とはまるで異なるメンバー構成ながらモチベーション高く挑めれば十分に太刀打ちできるはずだ。

横浜FMは、直近のリーグ戦5試合で4勝1敗と好調。ヘッドコーチだったジョン ハッチンソン氏が7月16日から指揮を執るようになり、当時12位だった順位を6位まで上げてきた。

ハリー キューウェル前監督体制で戦った天皇杯3回戦では、J2の水戸と対戦。延長戦、さらにはPK戦へともつれこむ激戦となったが、5人全員がPKを決めてラウンド16へと進出した。水戸戦では直近のリーグ戦から大幅にメンバーを入れ替えていた。今回は当時とは指揮官が代わっているものの、週末にはC大阪とのリーグ戦が控えているため同様のメンバー構成が予想される。

今回は古巣対決にも注目が集まる。今季のJ2でトップタイの14得点を挙げている長崎のエジガル ジュニオは、2019シーズンから2020シーズン途中まで横浜FMでプレー。2019シーズンには、長期離脱となるまでJ1得点ランキングトップを走っていたほどに活躍していた。一方、横浜FMでプレーする加藤 聖植中 朝日はJFAアカデミー福島の同期であり、かつともに長崎でプロキャリアをスタートさせた選手たち。加藤 聖は2020年から2023年の途中、植中は2020年から2022年まで長崎の一員として戦い、J1へのステップアップを実現している。

勝敗以外にも多くのものがぶつかり合う、この一戦。準々決勝へと進み、鳥栖対山口の勝者と対戦するのはどちらになるだろうか。

[ 文:椎葉 洋平 ]





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