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柏vs筑波大の見どころ(天皇杯:2024年7月10日)

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  • 柏レイソル

  • 試合終了

    2

    1前半0

    0後半1

    1延前0

    0延後0


    11SH10

    12CK7

    14FK17

    1
  • 筑波大筑波大学

実力、やりづらさは十分承知。柏に油断は一切ない

J1の柏が、関東大学リーグ1部の筑波大と天皇杯3回戦で対戦する。

柏は6月12日に行われた2回戦で岩手と対戦。相手の守備を崩すのに苦しむ前半を過ごしたが、後半に山本 桜大が2得点を挙げて3回戦進出を決めた。「難しい試合でも、ノックアウト方式ではとにかく点を取って勝てればいいというところがある」(井原 正巳監督)。今回の一戦でも結果にこだわる試合運びが求められる。

柏のリーグ戦を振り返ると、5月末から6月下旬にかけて4連敗を喫するなど、苦しい時期を過ごした。ただ、後半戦は2勝1分と上々のスタートダッシュを切っている。特徴的なのは、巻き返す力。先制点を献上する展開が続いているものの、選手たちが最後まであきらめず、終盤に勝ち越し、または追いつく試合が目立っている。直近の試合で見せているような総合力の高さを、同様に示すことができるかに注目だ。

天皇杯3回戦の相手は筑波大。柏には同大学出身の選手やスタッフが少なくない。選手で言えば三丸 拡戸嶋 祥郎高嶺 朋樹、そして井原監督も筑波大を卒業している。高嶺は「大学サッカーのレベルも上がってきていると思う。プロとやっても遜色ない選手が多くいる」と話したあと、「筑波大のYouTubeで、たまに試合を見ている。去年(関東大学リーグ1部で)優勝していて自信も感じられる」と母校の印象を語った。

対戦相手がプロではないからといって、柏の選手たちに油断は一切ない。「去年の天皇杯のファイナリストとして、もう1回あの舞台で借りを返さないといけない思いをチーム全員が持っている。全力でしっかり戦って勝ちたい」(高嶺)。「僕自身も学生時代、天皇杯で成長した経験をしたので、学生の勢いやメンタリティーが分かる。そのぶん、正直やりづらさを感じるところもあるけど、そこを叩いてこそプロ。意地を見せたい」(戸嶋)。

一方の筑波大は、2回戦で現在J1の首位に立っている町田を破った。先制点を許したものの、AFC U23アジア杯のU-23日本代表メンバーだった内野 航太郎が後半アディショナルタイムに同点ゴールを挙げ、PK戦の末に勝利。小井土 正亮監督は「筑波大として表現したいことである、ボールを握り、相手を見て、どれだけシュートシーンを増やせるか。それをひるまずに90分、そして120分間プレーしてくれた選手たちに感謝したいと思う」と振り返っていた。再びJ1のチームと対戦することになるが、町田戦と同様、自分たちのサッカーを出し尽くすことが重要になる。

柏が筑波大に縁のある選手がいたように、筑波大にも柏に縁のある選手やスタッフがいる。4年生のMF田村 蒼生、彼と同い年の戸田 伊吹ヘッドコーチはいずれも柏U-18出身。小井土監督は「(2人が)期するものはあると思う」と話していた。

天皇杯ならではの邂逅。それぞれの思いがぶつかり合う一戦は、7月10日19時、三協フロンテア柏スタジアムでキックオフだ。

[ 文:藤井 匠 ]


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