セーラーズvs広島のマッチレポート・動画（ＡＦＣチャンピオンズリーグ2：2025年3月12日）
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ＡＦＣチャンピオンズリーグ2 準々決勝 第2戦 2025年3月12日（水）21:01KO ジャラン・べサル・スタジアム
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セーラーズ ライオン・シティ・セーラーズ
試合終了
11前半1
0後半0
4SH18
1CK12
7FK9
1
ひっくり返せず。広島、準々決勝で敗退
セーラーズ（シンガポール）のホームスタジアム、ジャラン・べサル・スタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ2（ACL2）準々決勝第２戦。３点のビハインドがある状況でキックオフを迎えた広島は、第１戦から先発１選手を変更。東 俊希が左ウイングバックに入ってスタートした。
セーラーズは［５－４－１］のフォーメーションを敷いた。前線にレンナルト ティーを残して守備ブロックを形成。６バックにも映るような時間帯もあるほどディフェンスラインを厚くして守備を固めてきた。
試合は立ち上がりから広島がボールを動かして相手を揺さぶっていく中、15分にはマクシム レスティエンヌが負傷交代となってシャワル アヌアルが出場する。セーラーズは重要な選手を失うことになったが、17分にはカウンターで鋭くゴールに迫る。レンナルト ティーが放ったシュートはゴールを捉えなかったが、あらためて危険な攻撃を有していることを印象づけた。
そして20分、セーラーズが先制点を奪取する。ゴールキックをレンナルト ティーが競り勝ち、シャワル アヌアルがうまく収めてラストパスを供給。走り込んだレンナルト ティーが冷静にグラウンダーのシュートをゴールに突き刺した。
痛い失点を喫した広島は、左右からゴール前にボールを供給してゴールをこじ開けにいく。28分に中野 就斗のシュートがゴールを捉えたが、GKイズワン マハブドのセーブに遭った。30分にバイタルエリアでフリーになって放ったシュートはゴールを捉えられなかった中島 洋太朗が、34分に直接FKを決めると、広島はさらに勢いを強めてゴールに迫った。しかし、２得点目は奪えないまま試合を折り返した。
後半、広島は新井 直人を投入してスタートし、積極的にゴールへ向かっていく。49分にはCKの２次攻撃から田中 聡が放ったシュートはポストにはじかれた。すると51分、ジャーメイン 良がペナルティーエリア内で相手ともつれ、ジャーメイン 良に対してレッドカードが提示される。
１人少なくなり、苦しい状況に立たされた広島は、61分に３選手を投入。山﨑 大地、菅 大輝、川辺 駿が入って相手コートで試合を進めていくも、なかなかチャンスを作っていくことはできない。セーラーズの守備陣の集中力は落ちず、得点を奪えないまま時計の針は進んだ。
74分に飲水タイムがあったあとは、佐々木 翔が前線に上がった状態で試合を進めていく。広島の選手たちは数的不利の中で最後まで力を振り絞って得点を奪いにいく姿勢を見せたが、ゴールネットを揺らすことはできないままタイムアップ。没収試合となった第１戦を含めたトータルスコアは１－４となり、広島は準々決勝でACL2から姿を消すことになった。
［ 文：寺田 弘幸 ］
