REPORT

FINAL振り返り

1996年
1996.09.25 19:01 Kick-off

清水がV川崎に雪辱!PK戦を制し初のカップウィナーに輝く!!

清水エスパルス 3-3(延長)
PK 5-4
ヴェルディ川崎

2年ぶりの開催となった第4回大会は、Jリーグに所属する16 チームを2つのグループに分け、ホーム&アウェイ方式の総当たり戦で予選が争われた。

グループAを勝ち上がったのは、柏レイソルとベルマーレ平塚。グループBからは清水エスパルスとヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)が決勝トーナメントへと名乗りを上げた。

1発勝負となった準決勝は、V川崎が柏を下し4大会連続となる決勝へ。平塚を5-0で撃破した清水は3度目の決勝進出となった。

試合は、過去2度決勝で敗れている因縁のV川崎相手に、清水が主導権を握る展開に。68分に長谷川健太が先制ゴールを奪うと、81分にはオリバが頭で合わせて2-0。勝負は決したかに思われた。

ところがここからV川崎が猛反撃に出る。87分にオウンゴールで1点を返すと、89分にアルジェウが同点ゴールを奪取。土壇場で試合を振り出しに戻した。

延長でも1点ずつを奪い合い、勝負はPK戦へ委ねられる。マグロンが外したV川崎に対し、清水は5人全員が成功。三度目の正直を実現した清水がV川崎の4連覇を阻むとともに、初の王者に輝いた。