クラブの歴史
富士通サッカー部として1955年に創部。1997年にチーム名を川崎フロンターレに改称し、1999年よりJリーグに参戦する。同年にJ2リーグを制しJ1に昇格するも、J1初参戦の2000年は年間16位に終わり、再びJ2へ。2005年にJ1に復帰し、以降はトップリーグにとどまり続けている。
2003年に加入した中村憲剛を中心とした攻撃サッカーがクラブの伝統的なスタイルで、2006年、2008年、2009年とリーグ2位の成績を残した。また、リーグカップで4度、天皇杯では一回の準優勝という成績に終わっており、“シルバーコレクター”と呼ばれる時期も過ごした。
しかし、2017年に悲願のリーグ優勝を成し遂げ初タイトルを獲得すると、翌年にはリーグ連覇を達成。今や押しも押されもせぬ強豪クラブとして認知されている。
2003年に加入した中村憲剛を中心とした攻撃サッカーがクラブの伝統的なスタイルで、2006年、2008年、2009年とリーグ2位の成績を残した。また、リーグカップで4度、天皇杯では一回の準優勝という成績に終わっており、“シルバーコレクター”と呼ばれる時期も過ごした。
しかし、2017年に悲願のリーグ優勝を成し遂げ初タイトルを獲得すると、翌年にはリーグ連覇を達成。今や押しも押されもせぬ強豪クラブとして認知されている。
獲得タイトル
1999年と2004年にJ2リーグ優勝を成し遂げたものの、J1では2位が最高成績だった。しかし、風間八宏監督(現名古屋)の後を引き継いだ鬼木達監督が就任した2017年に、悲願成就を成し遂げる。鹿島に勝点2差の2位で迎えた最終節で大宮に大勝を収めると、鹿島が磐田と引き分けたことにより勝点で並び、得失点差で上回って初優勝を成し遂げた。
さらに翌2018年も王者らしい戦いを披露。一時は広島に独走を許したものの、その広島がシーズン終盤に失速すると、一気に抜き去り、2試合を残して連覇を達成。リーグ最多得点とリーグ最少失点を記録する、まさに完全優勝と呼べる戦いぶりだった。
一方、リーグカップ、天皇杯は準優勝が最高成績で、ACLではベスト8止まりとなっている。
さらに翌2018年も王者らしい戦いを披露。一時は広島に独走を許したものの、その広島がシーズン終盤に失速すると、一気に抜き去り、2試合を残して連覇を達成。リーグ最多得点とリーグ最少失点を記録する、まさに完全優勝と呼べる戦いぶりだった。
一方、リーグカップ、天皇杯は準優勝が最高成績で、ACLではベスト8止まりとなっている。
マスコット
「ふろん太」くんは、「先進技術を生み出す賢さ、臨海都市の海」をシンボライズし、フロンターレの目指すスピード、親しみやすさを表現するイルカがモチーフ。クラブにかかわるすべての人を尊敬し、力強くチームを後押しする存在だ。またSNSを駆使し、「フロンターレ」の名前を広く認知させる活動も精力的にこなしている。「カブレラ」はカブをモチーフとした“ゆるキャラ”で、2014年にクラブの公式マスコットに。愛くるしい見た目とユーモラスな動きで人気を博し、こちらもSNSを通じたアピール活動を行っている。
チームのスタイル
2012年から2016年までチームを指揮した風間八宏監督が植え付けた、攻撃スタイルが今のチームのベースに。常にボールを支配し、敵陣で試合を進めることを理想とする。
その風間監督の後を引き継いだ鬼木達監督は、そのスタイルに守備のエッセンスを加えて、より結果の出せるチームを作り上げた。パスサッカーの基礎は変わらないものの、ハイプレスとリトリートを状況に応じて使い分けることで安定した守備力を手にしている。
前提にあるのはボールを奪われないサッカーだ。各ポジションに技術の高い選手を配置し、巧みなパスワークで相手を翻弄。中央、サイドにかかわらず、バリエーション豊かな攻撃で、相手の守備陣形を崩していく。
その風間監督の後を引き継いだ鬼木達監督は、そのスタイルに守備のエッセンスを加えて、より結果の出せるチームを作り上げた。パスサッカーの基礎は変わらないものの、ハイプレスとリトリートを状況に応じて使い分けることで安定した守備力を手にしている。
前提にあるのはボールを奪われないサッカーだ。各ポジションに技術の高い選手を配置し、巧みなパスワークで相手を翻弄。中央、サイドにかかわらず、バリエーション豊かな攻撃で、相手の守備陣形を崩していく。
中心選手
2003年から川崎F一筋でプレーする中村憲剛がクラブの象徴だ。卓越したパスワークで攻撃を操り、時にゴール前に飛び出してフィニッシュにも絡む。38歳となった今季は怪我の影響もあり、出場機会を減らしているが、その存在感は今なお絶大だ。
昨季リーグMVPの家長昭博も不可欠な存在。なかでもボールを奪われない技術の高さは圧巻で、このレフティのパフォーマンスがチームの明暗を左右する。
2年前のMVP、小林悠はスピードと決定力を兼備した点取り屋。中盤の底で攻撃を操る大島僚太、最終ラインを支える頭脳派CBの谷口彰悟と各ポジションにクオリティの高い選手が揃う。
元ブラジル代表のレアンドロ ダミアンら外国籍選手もフィットしており、脇坂泰斗、田中 碧ら若手の台頭も目覚ましい。
昨季リーグMVPの家長昭博も不可欠な存在。なかでもボールを奪われない技術の高さは圧巻で、このレフティのパフォーマンスがチームの明暗を左右する。
2年前のMVP、小林悠はスピードと決定力を兼備した点取り屋。中盤の底で攻撃を操る大島僚太、最終ラインを支える頭脳派CBの谷口彰悟と各ポジションにクオリティの高い選手が揃う。
元ブラジル代表のレアンドロ ダミアンら外国籍選手もフィットしており、脇坂泰斗、田中 碧ら若手の台頭も目覚ましい。
OB選手・監督
2000年代前半のチームを支えたのは我那覇和樹(現讃岐)。沖縄県出身のストライカーは、強靭なフィジカルと得点能力を示して、多くの歓喜をもたらした。
長くエースとして君臨したブラジル人FWジュニーニョは、スピード溢れるドリブルを生かし、ゴールを量産。川崎Fの攻撃スタイルの象徴となった。そのジュニーニョとコンビを組んだ鄭大世(現清水)のパワフルなゴールシーンも印象に残る。
2007年に加入した川島永嗣は、川崎Fでの活躍が認められ、日本代表にまで上り詰めた。クラブ史上最強のストライカーと呼べるのは大久保嘉人(現磐田)だ。2013年から15年まで3年連続得点王と、前人未踏の偉業を成し遂げている。
現在の日本サッカー協会技術委員長と務める関塚隆氏をはじめ、歴代監督にも個性的な人材が並ぶ。なかでも風間八宏前監督は、現在の攻撃スタイルの礎を築いた、クラブの偉人と言えるだろう。
長くエースとして君臨したブラジル人FWジュニーニョは、スピード溢れるドリブルを生かし、ゴールを量産。川崎Fの攻撃スタイルの象徴となった。そのジュニーニョとコンビを組んだ鄭大世(現清水)のパワフルなゴールシーンも印象に残る。
2007年に加入した川島永嗣は、川崎Fでの活躍が認められ、日本代表にまで上り詰めた。クラブ史上最強のストライカーと呼べるのは大久保嘉人(現磐田)だ。2013年から15年まで3年連続得点王と、前人未踏の偉業を成し遂げている。
現在の日本サッカー協会技術委員長と務める関塚隆氏をはじめ、歴代監督にも個性的な人材が並ぶ。なかでも風間八宏前監督は、現在の攻撃スタイルの礎を築いた、クラブの偉人と言えるだろう。
オフ・ザ・ピッチのキャラクター
チーム一のムードメーカーは登里 享平だ。軽妙なトークでオフ・ザ・ピッチの笑いを誘い、どんな時でも落ち込まない前向きな姿勢でチームを盛り上げる。初優勝時に風呂桶を掲げたシーンは強烈なインパクトを残した。
重鎮の中村憲剛は読書好きとして有名。サッカーオタクとして海外サッカーの解説の上手さも絶賛されている。Jリーグ村井チェアマンと対談した際には、リーグの問題点をズバリと指摘するご意見番でもある。
日本代表にも名を連ねる守田英正は漫画好きで、中でもお気に入りは「ワンピース」。今季加入したレアンドロ ダミアン、マギーニョ、ジェジエウの3人のブラジル人選手は、いずれも好きな漫画に「ドラゴンボール」を挙げている。
重鎮の中村憲剛は読書好きとして有名。サッカーオタクとして海外サッカーの解説の上手さも絶賛されている。Jリーグ村井チェアマンと対談した際には、リーグの問題点をズバリと指摘するご意見番でもある。
日本代表にも名を連ねる守田英正は漫画好きで、中でもお気に入りは「ワンピース」。今季加入したレアンドロ ダミアン、マギーニョ、ジェジエウの3人のブラジル人選手は、いずれも好きな漫画に「ドラゴンボール」を挙げている。