[ 2014年　今年の漢字：大分 ]
今季は上位陣のなかで得失差マイナスを記録したのは大分だけ。ということで、漢字ではなく「−（マイナス）」の記号に。ただ、決してネガティブな意味ではない。総得点52、総失点55で７位なのだから大健闘といえる。この数値から、勝負どころを見極め、勝点を積み重ねてきたこともわかる。ただ、勝負強いかと言えばそうでもない。リーグ終盤戦の際どい試合で「勝ち切れない」「逃げ切れない」展開で幕を閉じたからだ。
やはり勝つためには背骨となるセンターラインの強化は急務だ。すでにアンカーのダニエルの契約延長が決まったことで、得点源と高さのある屈強なセンターバックの獲得に絞れる。クラブは外国籍選手の獲得に動き出していると聞く。今季の「−」にセンターライン「｜」が定まれば、来季は「＋（プラス）」となるはずだ。

Text by 柚野真也

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2014年12月14日（日）