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[ 2014年 今年の漢字:富山 ]
富山に関わる誰もが自信を持ち、期待に胸をふくらませて臨んだシーズンだった。安間貴義監督を中心に継続路線で強化してきたチームは、昨季終盤の段階でブレイクスルーの予感を漂わせていたからだ。しかし、結果は初の最下位とJ3への降格という無残なものだった。晴れ舞台に繋がるはずだった階段で不意に転び、稽古の成果をまったく披露できなかった。
4バックの新布陣が機能せず、開幕から7試合で2得点しか奪えない。未勝利が続き、ようやく初勝利を挙げたのが第10節・松本戦だった。
序盤のつまずきで極度の不振に陥ったチームは、復調のきっかけをつかみ切れずに2勝目まで9連敗を喫し、3勝目も第32節・東京V戦まで手にできなかった。
安間監督が退任して、クラブは転換期を迎える。来季は転んでも起き上がるたくましさを見せなければならない。

Text by 赤壁 逸朗

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2014年12月12日(金)

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