フォトニュース
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川崎Fサポーターから贈られた応援歌の額について
川崎フロンターレの麻生練習場にあるクラブハウスの入り口に置かれている応援歌です。
これは先日の札幌戦でレポートさせていただいた故・春日正伸さんが09年に川崎フロンターレ選手会宛に贈っていたものでした。正伸さんの娘さんである有理沙さんへの取材時に「お父さんが自筆の応援歌を額に入れてフロンターレに贈ったということもあったんです」と口にされ、ピンと来るものがありました。クラブスタッフとこの応援歌を見ながら「熱心なサポーターさんですよね」と話していたことがあったからです。
先日の取材時に応援歌がクラブハウスに飾られていることを有理沙さんに話したところ「本当にありがたいです」と感激。正伸さんが生前「あの応援歌はどうなっているんだろうかね」と気にかけていたという事もあり、クラブの許可をもらった上で10月3日に有理沙さんが練習場を訪れ、置かれているところを見させてもらう事になったという次第です。
この応援歌は、正伸さんが選手会に贈る前に歌詞カードと共に撮影した写真のタイムスタンプで09年のものと判明。選手会に贈られて以降、ずっとクラブハウスの出入口にその歌詞カードが置かれてきたことにも有理沙さんは感激し、また感謝していました。
ちなみにジュニーニョを応援していた正伸さんは、ジュニーニョの移籍後、同じブラジル人選手で試合に出る機会の多かったジェシとレナトを応援していたそうです(試合に出ればレネ・サントスにも声援を送っていたそうです)。
振り返ると、故人である正伸さんのお通夜を前にした多摩川クラシコで、ジェシが決勝ゴール。さらに正伸さんが荼毘に付された後、初めてのホームゲームとなった札幌戦では、ジュニーニョから10番を引き継いだレナトがゴールしており、いい供養になったと有理沙さんは喜んでいました。
クラブハウスにて応援歌を見せてもらった有理沙さんは、クラブスタッフに協力していただき、ジェシとレナトと直接話す機会をもらいました。そこで彼らの多摩川クラシコと札幌戦でのゴールに対しての感謝と、今後の試合に向けて激励の言葉を述べました。
レナトは「たいせつな方をなくされて残念だと思います。悲しみは大きいと思いますが、気を落とさないようにしてください。応援していただいてありがとうございます。いいサッカーをして、もっと喜んでもらいたいと思います。グラウンドの中で力を出し切りたいと思います」と奮起を誓っていました。
またジェシは「ゴールを喜んでいただき感謝します。喜びを与えられることは嬉しいことです。ケガもあり苦しかったのですが、復帰できて嬉しいですし、喜んでくれる方のためにも一つ一つ戦って結果を出したいと思います」と決意を述べていました。
彼らのゴールと、春日さんのご不幸とを結びつけるのは非科学的なことなのでしょう。ただ、そうした事を信じる人がいてもいいと個人的には思います。
非科学的なことをもう一つ付け加えると、正伸さんが亡くなられた直後の鹿島戦では、正伸さんのお気に入りだったジュニーニョがゴール至近の位置でシュートミス。ジュニーニョ自ら「あれが決まっていれば勝てたシュートでした」と話すビッグチャンスを外していました。「ジュニーニョ、今回はごめんね」と正伸さんが弾道を逸らしたのかもしれません。
ちなみに柏戦は有理沙さんの誕生日だそうで、ぜひチームからバースデーゴールと勝利とをプレゼントしてあげてほしいと思います。2012年10月3日(水):麻生グラウンド
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