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[ ゆく年くる年:今年の漢字 岐阜 ]
崩壊の崩。今季はこの1文字がぴったりだった。できればこんな漢字を選びたくはなかったが、現状を冷静に見極めたときに、これしか浮かばなかった。
岐阜は「3年でのJ1昇格」をクラブの目標として掲げ、今季が3年計画の2年目。1年目も「崩」の1文字はちらついていたが、今季はそれが一気に目に見える形で露呈したと言える。メンバーは一昨年、昨年と変わっていない。むしろ一昨年に加入した大学卒選手たちが、プロ入り3年目を迎えて各ポジションの軸となり、より成熟したサッカーが見られる期待値が膨らむ1年になるはずだった。しかしふたを開けてみると、守備は崩壊し失点の山を築いていく。選手たちの自信も崩壊し、J1昇格への道筋も崩れてしまった。
Text by 安藤 隆人2011年12月31日(土)