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[ 福岡:丹羽大輝、被災地支援活動を開始 ]
丹羽大輝選手(アビスパ福岡)が、今シーズンのリーグ公式戦で、1勝するごとにサッカーボール(4号球)10個を、東日本大震災の被災地である岩手の子供たちに寄贈する活動を始める。自らも阪神・淡路大震災の被災者として避難所生活を経験した丹羽選手は、自分にも何か役に立つことができないかという思いを強くしていたが、かつて徳島のチームメイトで、現在はグルージャ盛岡に在籍する島津虎史選手から、小学生が使用する4号球が不足しているとの話を聞き、今回の活動を決めた。寄贈するボールには、試合に勝った日と「丹羽大輝 未来と希望」というメッセージが記されている。

ボールはグルージャ盛岡の協力のもと、ボールが必要な岩手県内の小学校・少年団・幼稚園などに寄贈されることになっており、ボールはグルージャ盛岡の選手たちが届ける。なお、これまでの2勝分については、FC宮古デルフーレ田老に寄贈することが決まっている。

継続的な支援の必要性を訴える丹羽選手は、来シーズン以降も何らかの形で支援を続けていく予定。また、直接被災地を訪れてボールを届けることも検討している。

丹羽大輝選手のコメント
「支援物資のありがたさは自分自身が知っています。震災が起こった時から何かをしたいとずっと考えていましたが、ようやく自分の気持ちとやろうとしていることが合致したのでボールを送ることにしました。試合に勝つたびに送るということで、自分にとってのモチベーションにもなるし、子供たちもきっと楽しみにして待っていてくれると思います。継続的な活動が大事なので、まずはできることから始めて、来年以降も何か支援していけるように考えています。福岡にも、被災地のことを思っている人たちがいるんだということを伝えられればと思っています」

2011年7月30日(土)

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