[ J2：第9節 岐阜 vs 水戸 ]
試合前にはある記者会見が行われた。
これは岐阜に本社を置く株式会社ギアリンクスが、パラグアイの日本人連合会などに呼びかけて、多くの大豆と義援金を集め、その一部を水戸に提供するというもの。

「パラグアイには非常に日系人が多くて、友好的な関係。中田社長をはじめ、岐阜県の多くの人たちも行っている。この度、パラグアイから中田社長を通じて、豆腐100万丁作れる大豆が届いた。そして作る費用も負担したいと、支援金までも届いた。今、水戸は大変な状況下でやっているので、これらの一部を水戸さんに支援したい」（FC岐阜・今西和男社長）

「この度、南米パラグアイの日本人社会から受託した多くの支援物資の中の、いただいた大豆から、1万丁を水戸市、茨城県に寄贈します。一日も早い復興を願っております。製造後2週間日持ちするが、豆腐の製造メーカーを茨城県内で紹介してもらえれば、大豆と製造費用を負担いたします。多くのメーカーからの希望をお待ちしています」（株式会社ギアリンクス・中田智洋代表取締役）

「中田様、今西様のご協力で、茨城県、水戸市にこのようなご支援をいただき、誠にありがとうございました。そして岐阜のサポーターさまには本当にお世話になり、水を送っていただきました。茨城県はかなり被災を受けましたが、なかなか報道されません。沿岸部は津波でやられ、地震でも建物が多くやられました。 水戸市役所も立ち入り禁止、ケーズデンキスタジアムもダメージが大きい状況です。その中、2回目の支援をいただいて、本当にありがとうございます。どのように被災地に届けるかを茨城県とも話し合って、しっかりと配りたいと思っています」（水戸ホーリーホック・沼田邦郎社長）

2011年4月30日（土）