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2014FIFAワールドカップブラジルを終えて 〜J1リーグ戦再開にあたり〜(14.07.18)

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 2014FIFAワールドカップブラジルは、6大会ぶりのドイツの優勝で幕を閉じました。

 1993年にJリーグがスタートし、日本代表は1998年以降5大会連続でワールドカップ出場を果たしました。それは、多くの喜びや悲しみとともに、様々な経験を積み重ねて成長してきた歴史です。それだけに今大会への期待は大きいものがありましたが、残念ながらグループステージ敗退となりました。しかし、全国で多くの人がこの悔しさを共有したことは日本サッカーにとって「財産」でもあります。今こそ、私たち自身の立ち位置を冷静に見つめ直し、新たなチャレンジをスタートするべき時です。

 Jリーグが長らく参考にしてきたドイツの今大会の躍進は、同国サッカー界の長年の努力が結実したものです。中長期視点で設計された国内の育成システムと、それを支える協会とリーグの協働関係。平均入場者数世界一という国内リーグ・ブンデスリーガの活況と代表チームのワールドカップ優勝は無縁ではありません。今回のドイツ代表は、23人のうち実に17人がブンデスリーガで活躍しています。ワールドカップは、まさに出場国の総合力の戦いです。

 今回16強入りしたアメリカとメキシコにも注目しています。メキシコには、少年がプロになるまでに約百試合の国際試合を経験させるクラブもあります。厳しいアウェイの環境で凌ぎを削る修羅場の経験は、地政学的なハンディがある日本に決定的に不足しています。またアメリカは、プロスポーツ大国としての優れたマーケティング力で国内リーグを軌道に乗せ、それに伴ってレベルも向上しています。両国に限らず、世界の各国が自国の置かれた環境を分析し、代表強化と国内リーグ活性化の両立を目指してそれぞれの国情にあった最適解を模索しています。

 日本も4年後、8年後のみならず、10年、20年単位で日本サッカーのあり方を考えるべき時期にあります。将来を担う有望な若手選手は日本全国にたくさんいます。育成システムの整備や国際経験機会の創出などを通じ、このタレント達を継続的に育成していくことが重要です。そのためにJFAとJリーグがこれまで以上に協働していきます。

 Jリーグは日本サッカーの土台であり母体です。日本サッカーの発展のためには、Jリーグの更なるステップアップとスケールアップが不可欠です。毎節のリーグ戦ではこれまで以上に熱く激しいタフな試合を実現する。そしてJクラブがAFCチャンピオンズリーグやFIFAクラブワールドカップという世界の厳しい環境で勝ち抜いていく。Jリーグは世界水準で戦うことを常に意識して挑戦していかなければなりません。

 ワールドカップが終わり、J1リーグ戦の再開にあたって決意を新たにしております。サッカーを愛する多くの方々と共に、一歩一歩前進を続けてまいります。


公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
チェアマン  村井 満


以上
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