アビスパ福岡では2013シーズンにおける経営危機に陥った要因を分析し、2014シーズンの予算を策定しました。2014シーズンの経営上の最重要課題は財務体質の強化による経営の安定化です。
具体的には、1)現実的な収益に基づいた予算での経営 2)一般管理費・販売管理費の見直しによる大幅な支出削減です。2014シーズンは、クラブライセンス制度が導入されて三年目。二期連続赤字見込の弊クラブにおいては、黒字化がライセンス交付の絶対条件のシーズンとなります。
一方で、トップチームはアビスパ福岡株式会社の最大のコンテンツであり、興業価値の低下を避けるべく、トップチームに関する経費は2013シーズンと同規模程度にて策定しております。プロサッカークラブとしてJ1昇格は悲願であります。一年でも早くJ1に昇格し、夢と感動を株主、協賛企業、ファン・サポーター、そして地域のみなさまと共有し、活力ある福岡を全国に、また、アジアに発信したい思いは強く持っています。
しかしながら、J2クラブ予算平均は約10億円規模であり、予算規模の拡大は喫緊の課題です。2014シーズンはその規模からチーム基盤を確立する一年とし、チーム目標を設定しました。J1昇格に向けてのチーム作りのスタートシーズンとして、全力で取り組んでまいります。
また2014シーズンは、ホームゲーム開催におきましても、低予算の試合運営費で臨むことになりますが、クラブスタッフ全員で、「おもてなし」の維持には全力で取り組んでまいります。皆様の声援をしっかりと受け止め、皆様に愛されるクラブを創りあげます。
2014シーズンも変わらないご支援とご声援をお願い申し上げます。
◇営業収益予算
876,750千円 (2013シーズン見込と同規模)
◇営業費用予算
845,070千円 (2013シーズン見込より一億円程度の削減)
◇営業損益
31,680千円 (3年連続赤字の回避)
以上
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