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「+Qualityプロジェクト」における2014シーズンの取り組みについて(14.02.25)

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Jリーグは、2012シーズンより、Jリーグの試合を観戦するお客様により魅力的な試合を提供するために「+Quality(プラスクオリティ)プロジェクト」を発足し、異議行為・遅延行為の減少、アクチュアルプレーイングタイムの増加などに取り組んでいます。

2014シーズンは、さらに試合を魅力的なものにするために、これまで実践している取り組みに加え、試合の魅力を削ぐ行為をなくすことに取り組んでまいります。

【+Qualityプロジェクト 概要】

■プロジェクト実施の目的
フェアで、クリーンで、スピーディーで、タフな試合の実現を目指すことで、より魅力的で質の高い試合をお客様に提供し、試合を見てくださる方に満足していただける時間と空間を提供する。

■2014シーズンからの重点実施項目
2014シーズンは、試合の魅力を削ぐ行為を減少させることを重点実施項目とし、試合の質向上を目ざす。

【1】笛が鳴るまで全力でプレーする
【2】スムーズなリスタート(特に、ゴールキックやコーナーキックの時間を短縮する)
【3】選手交代の時間短縮

■プロジェクトの実践項目
※=2014シーズンからの実施事項

●Jリーグ憲章への署名
Jリーグに所属するすべての選手、監督およびチームスタッフ、クラブ代表者が、同プロジェクトに取り組むうえでの決意と共通認識を示すため「Jリーグ憲章」を制定。毎シーズン同憲章に選手、監督およびチームスタッフ全員が合意、署名する。

●異議行為・遅延行為の減少
試合の魅力を削ぐ行為のひとつである、異議行為・遅延行為の減少への取り組み。同行為の減少を目的に罰則を強化し、通常警告を受けた際の加算ポイントより、異議行為・遅延行為による警告は1ポイント多く加算される。

●アクチュアルプレーイングタイムの公表
魅力的で、質の高い試合を目指すうえでの指標の一つとして、実際の試合時間を計測した「アクチュアルプレーイングタイム」をJリーグ公式サイトで公表。異議行為や遅延行為等、お客様の観戦時間を空費する行為を減らすことで、アクチュアルプレーイングタイムの増加を目指す。

●相手選手、審判のリスペクト
相手選手、審判を尊敬し、大切に思うことで、フェアプレーを推進し、試合の質向上を目指す。

●笛が鳴るまで全力でプレーする ※
簡単に倒れない、倒れても笛が鳴るまでプレーを止めない、試合の魅力を削ぐ行為をしないなど、試合を見てくださるお客様が90分間満足できる時間を過ごすために、全力でプレーする。

●スムーズなリスタート、選手交代の時間短縮 ※
ゴールキック、コーナーキックなど、試合のリスタートや選手交代をスムーズに行う、試合時間を減らすような選手交代をなくすことで、アクチュアルプレーイングタイムを増やす。

●ハーフタイム15分間の確保 ※
ハーフタイムを15分間明確に確保することで、後半の試合の質を向上させる。

●差別行為の撲滅 ※
差別的、あるいは侮辱的な発言や行為によって、人の尊厳を害するあらゆる行為を撲滅する。

【チェアマンと選手会の共同メッセージ】

Jリーグは、2012 シーズンより、試合自体の魅力向上を目指すための新たな取り組みとして、「+Qualityプロジェクト」を発足し、選手、監督、審判、クラブ、リーグが一体となり、試合中の異議行為や遅延行為などお客様にとって不快となりうるプレーをなくし、フェアで、クリーンで、スピーディーで、タフな試合の実現を目指してきました。本プロジェクト発足から2シーズンを終えましたが、当初の目標であった異議・遅延行為については、全体的に減少しており、プロジェクトの一定の効果が見られました。この点については引き続き関係者全員で取り組み、さらなる減少を目指します。
さらに今シーズンからは、新たな取り組みとして、下記3点を重点項目として取り組むこととします。

1. 笛が鳴るまで全力でプレーする(簡単に倒れない、接触後の過度な痛がりはしない)
これまでは、審判へのアピールのため、もしくは勝っているチーム側で、接触プレーの後に倒れて(過度に痛がり)、起き上がらずに担架が入り、その後すぐに立ち上がり、その後何事もなかったかのようにプレーに復帰するなどして、時間をかけている例が見受けられました。
これからは、審判を欺く行為はもちろんのこと、過度に痛がるなどの時間稼ぎは行わないようにします。
笛が鳴るまで全力でプレーし、お客様に魅力的な試合をお見せします。

2. スムーズなリスタート(特にゴールキックやコーナーキックの時間短縮)
これまでは、特に勝っているチーム側で、ゴールキックやコーナーキックに時間をかけている例が見受けられました。これからは、少しでも魅力的な試合をお見せできるよう、常に最小限の時間でリスタートを行います。

3. 選手交代の時間短縮
これまでは、特に勝っているチーム側で、選手交代時に時間をかけている例が見受けられました。
これからは、少しでも魅力的な試合をお見せできるよう、常に最小限の時間で選手交代を行います。

従来の取り組みに加え、上記3点について、選手、監督、審判、クラブ、リーグが一体となって取り組むことを誓います。

2014シーズン開幕にあたり
Jリーグチェアマン 村井 満
日本プロサッカー選手会 会長 佐藤 寿人

以上
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