ヴィッセル神戸Ｕ−１８の皆さん、Ｊユースカップ、1999年以来14年ぶり2回目の優勝、誠におめでとうございます。

決勝がPK戦となったのは、2004年の鹿島対広島の試合に続いて9年ぶりですが、110分を互角に戦った末の、劇的なフィナーレでした。

この試合はキックオフ直後の神戸・藤本選手の鮮やかな先制ゴールで始まり、19分に準決勝でも決勝ゴールを決めた表原選手の巧みなドリブルシュートが続きました。ゲーム立ち上がりの鮮やかな速攻に驚かされましたが、神戸の「つないで攻める」サッカーの真骨頂を見せてくれました。

サンフレッチェ広島Ｆ．Ｃユースは、序盤こそ神戸に押され気味でしたが、前半30分に川辺選手の巧みな身のこなしからのゴールで反撃。後半、諸岡選手のゴールで同点に追いつきました。「最後まで諦めない」という、準々決勝、準決勝と逆転で勝ち上がってきた粘り強さは本物でした。

試合は神戸の優勝となりましたが、両チームともそれぞれの特徴を十分に発揮し、ゴールに向かう気持ちが伝わる好ゲームでした。延長戦の最後まで緊迫感のある、まさに決勝に相応しい素晴らしい試合を見せてくれました。神戸、広島の両チームの皆さんには、心より拍手を送りたいと思います。

最後になりましたが、本大会にご協力いただきました朝日新聞社様、日刊スポーツ新聞社様、株式会社日本旅行様には、改めて御礼申し上げます。

以上