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ファジアーノ岡山 2011年度 経営状況についてのご報告(12.04.27)

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株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブでは、平成24年4月26日に定時株主総会を開催し、第6期(平成23年2月1日から平成24年1月31日まで)の事業報告、決算書類報告を行い、承認されましたので、お知らせするとともに、ファジアーノ岡山の経営状況について、ご報告いたします。

1.経営成績に関する分析
当クラブは、Jリーグ昇格直後に「年間収入10億円」という目標を掲げさせていただきました。 経済環境、移籍金システムの変更等、当初と状況は変化しましたが、無理をせず、しかしできるだけ早くこの目標に到達する決意は変わっておりません。
2011年度に関しましては、営業収入は7億9700万円(昨年対比14.6%増)となりました。営業費用は、選手強化費の増額に伴い、8億900万円(昨年対比11.2%増)となりました。その結果、営業損失として、1145万円、当期純損失として1558万円を計上しました。このうち、チーム運営費に関しては、3年計画の2年目ということで、現有戦力の底上げと共に、外国人含む即戦力選手を可能な限り補強する年との位置づけのもと、積極的な戦力補強を行いました。 
クラブとして2年連続の赤字決算となったことについては、非常に残念ではありますが、市民クラブにおいて収支帳尻を毎年合わせることの難しさを考えると、単年度の収支に執着せず、長期的な視点に基づくクラブ経営に主眼を置きたいと考えています。
単年度で収支を合わせることの難しさは、固定費用が決まった時点で確定収入がゼロであること、損失補填企業の存在がないこと、選手獲得の投資年度と選手の移籍金が入る回収年度が異なること等が理由としてあげられます。歴史の浅い当クラブでは、現在338社スポンサー・パートナーのうち99%が単年度契約であり、前年度シーズン終了時点から翌年度の営業を開始します。更に、入場料収入、グッズ収入、リーグ配分金は前年度シーズン終了時点では殆ど確定しておりません。
クラブ設立時より継続している無借金経営を続けると共に、クラブライセンス交付のために必須となる「債務超過にならない」範囲内で、できるだけ機動的な経営を進めていきたいと考えています。 

2.次期の見通し
当クラブとしては、クラブの経営を支える大きな柱となる「入場料収入」「広告料収入」、ホームゲームでのグッズ販売収入やファジフーズ収入などの「その他収入」の各項目において、収入増を目指して、引き続き積極的に活動してまいります。そのうち、昨年は入場料収入が微増にとどまり、かつ1試合当たりの入場料収入は減少する結果となりました。現時点で平均観客人数が昨年を下回っており(1試合平均6,409人。 昨年開幕5試合平均8,047人、1年平均7,258人)、クラブとしても相当の危機感を持ち日々の活動に勤しむ所存です。
当然のことながら、個人消費の低迷、企業利益の悪化の影響は避けられず、クラブとしても収入部門で展開する施策の質を高めて収益基盤を強化すると共に、さらなる経営の効率化に努めてまいります。1人でも多くの方にスタジアムへお越しいただけますよう、クラブ一丸となり努力を続けます。
今年度も、ファジアーノ岡山を宜しくお願い申し上げます。 

以上
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