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AFC U-16女子選手権中国2011 第1戦(vs朝鮮民主主義人民共和国)マッチレポート、監督・選手コメント(11.11.04)

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■マッチレポート

2011年11月3日(木)17:30キックオフ(現地時間)
中国、南京@Jiangning Sports Centre

U-16日本女子代表 1-0(前半0-0) U-16朝鮮民主主義人民共和国女子代表

このチームにとって初のアジア大会となるAFC U-16女子選手権2011の初戦は、最も厳しい相手と予想される朝鮮民主主義人民共和国。
天気予報によると降雨とされた11月3日だったが、予報に反して試合にはちょうどよい気候でのナイターマッチとなった。
朝鮮民主主義人民共和国のキックオフで始まった試合、序盤は両チームとも慎重なスタートとなった。

7分、先にシュートを放ったのは朝鮮民主主義人民共和国。中央からRi Un Simが放ったシュートはGK平尾知佳の正面。11分のKim Phyong Hwaのペナルティエリア内からのシュートも力がなかった。
その2分後、日本が惜しいチャンスを迎える。相手陣内右サイドでのドリブルから佐々木美和が思い切って放ったシュートは朝鮮民主主義人民共和国GK Rim Yong Hwaの頭上を越えて入ったかと思われたが、クロスバーに嫌われて先制点とはならなかった。
その後、ボールをテンポ良く回す朝鮮民主主義人民共和国に苦しみながら日本も堅い守りでシュートを打たせない。

しかし29分、自陣のゴール前での不用意なGKへのパスを平尾が相手に渡してしまい、日本ペナルティエリア正面でピンチとなったものの、Choe Hyang Miがこのシュートをクロスバーの上に外し、日本ベンチは胸をなでおろした。
前半終了間際には平尾のファインセーブやゴールポストに救われ、0−0で前半を折り返した。

吉田監督は後半から中盤の底に平田美紀に替えて野口彩佳を送り込む。
その野口が53分には相手ゴールから30mの距離からミドルシュートでゴールを狙ったが、相手GKに弾かれて惜しくも決まらず。
逆に朝鮮民主主義人民共和国もその1分後には右サイドからのクロスに逆サイドでKim Phyong Hwaが頭で合わせるも平尾の正面。
その直後、右サイドからあげられたクロスは平尾の前を抜けて日本ゴールの前を通ってあわやというシーンとなったが、逆サイドに入ってきた相手選手が決めきれず、日本がまたも危険な場面をしのぐ。

61分に中村みづきに替わって入った籾木結花がその1分後に相手ペナルティエリア正面のすぐ前で倒され、日本がビッグチャンスを迎えた。しかし、籾木自らが狙ったFKからのシュートは惜しくもゴールの上外。
75分過ぎから朝鮮民主主義人民共和国は次々と長いボールを入れ、日本ゴール前にボールを運ぼうとするものの、土光真代、乗松瑠華、清水梨紗、万屋美穂ら日本の最終ラインが身体を張った守りを見せて跳ね返す展開が続いた。
苦しい時間帯を凌いだ日本は試合終了直前にチャンスを迎える。

後半ロスタイム、右CKを得て隅田凛が入れたボールは一度はクリアされたものの、続く2本目のCK。ファーサイドに鋭いボールが入り、フリーの乗松が確実に頭で押し込んで劇的な決勝点とし、日本ベンチも大きな歓喜に包まれた。
この乗松の値千金のゴールによって、日本は重要な初戦をうれしい勝利で飾ることに成功した。

■監督・選手コメント

吉田弘監督
内容的には引き分けても仕方がないような試合だったが、選手たちが最後まであきらめず、最後の最後に決勝点を決めてくれ、勝利することができた。(ロスタイムに決勝点を決めるという)勝ち方としてはよかったし、選手の自信にもなった。朝鮮民主主義人民共和国にボールを支配され、回された時間が長かったが、守備が頑張って点を取られなかったことが最大の勝因だと思う。とはいえ、DFやボランチからのパスミスが多く、出す選手と受ける選手のコンビネーションといったところが今後の課題だ。
この試合に勝ったことで優勝への可能性は高まったかもしれないが、これから対戦する他のチームも簡単に勝つことができる相手ではないので、気を引き締めて次につなげていきたい。

成宮唯選手
最後まであきらめないで、最後には気持ちでこちらが勝利できた。自分たちのほうがゴールへの執着心が相手よりも強かったと感じた勝利だった。
初めてのアジアの大会で、初戦の朝鮮民主主義人民共和国との試合ということで、これまでの国際大会とは雰囲気が違ったし、相手も本気で勝ちに来ていた。そのため、特に前半は、失点してはいけない、点を取らなくてはいけない、自分が何とかしなくてはいけないという重圧を強く感じ、チームとしても攻めも単調で、日本らしいポゼッションサッカーをすることが出来なかった。
監督にも指摘されたが、この試合ではせっかく守備をして撮ったボールを簡単なパスミスから失うことが多かった。そのようなミスを続けていると、今後対戦する相手にもやられるので、この課題を修正していきたい。
この試合に勝ったから次も勝てるという保証はないし、ほかのチームも強いので、油断できない。

乗松瑠華選手
緊張はいつもの国際試合でもしていたが、この試合開始前、初の朝鮮民主主義人民共和国との対戦ということで勝つ自信はあったものの、怖かった。
昨日の夜からセンターバックとしてプレーすることが分かっていたので、得点するならセットプレーからだと思っていたので、コーナーキックから決めてやると思っていた。
ロスタイムのラストワンプレーの場面で2本連続のコーナーキックの2本目だったが、1本目では自分のところにマークが来ていなかったので、ファーサイドでフリーになるとわかっていた。実際、相手も味方もニアに寄り、完全にフリーな自分の所にボールが来たので決めることができ、ゴールが決まった瞬間はほっとした。
前半は相手がボランチの選手を使ってどんどんつないできたのにこちらが対応できず、きつかった。せっかく取ったボールもあせってロングキックばかりしてしまい、簡単に失い、守備の時間が長くなり、日本のストロングポイントであるサイドからの仕掛けなども出来なかった。
相手が長いボールを蹴ってきたり、フィジカルが強いことは分かっていたが、キープレーヤーが誰かや、具体的なプレーの様子が分からなかった。しかし、相手を見て自分たちがどう戦うかを、自分たちで考えていかなければいけないと感じた。また、気持ちの面で次からの相手にも負けないようにしなければならない。

隅田凛選手
8月に対戦したアメリカやカナダはほとんどパワーだけという印象だったが、今日対戦した朝鮮民主主義人民共和国はパワーやスピードに加え、技術もあり、レベルが高いと感じた。
どんどんロングボールを蹴ってくると思っていたのと違って、相手にボールを回され、こちらがあわててしまってうまくボールを奪えなかった。しかし後半は修正し、ボールを奪えるようになり、相手に自由にプレーさせないようにできてきた。
試合ではずっとコーナーキックを蹴っていたが、ずっと緩いボールで相手GKに処理されてしまっていたので、途中から意識して速いボールを入れるよう心がけた。相手に攻められ続け、自分たちの攻撃がうまくいかなかったが、最後によいボールが蹴れて、(乗松)瑠華が決めてくれた時、喜びでいっぱいになった。

以上
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