2011シーズンはJリーグ制覇を目標に掲げ、指導体制並びに戦力の刷新を図って臨みましたが、現時点で16位という厳しい状況にあります。
クラブは、何としてもJ1残留を目指して最後まで戦い抜く覚悟で、残された試合に対してクラブの全精力を傾注してこの難局を乗り越えるべく、10月22日のJリーグ第30節から、ゼリコ ペトロヴィッチ監督に替わって堀孝史監督(前浦和レッズユース監督)で臨むこととしました。なお、コーチ陣についてもアドリエ ボヘルスコーチが退任し、天野賢一コーチ(前浦和レッズユースコーチ)が新たに加わります。
堀監督は、2005年から7年間に渡る浦和レッズユースの指導実績があること、またトップチームにはユース出身者が多く、アカデミー出身の選手を熟知していること、今年の宮崎キャンプに参加するなど、トップチームの近い存在で、現チーム状況を理解していることから、直ぐに手腕を発揮できる監督として決断しました。
今シーズンは開幕ダッシュに失敗し、Jリーグ第19節終了時点で昨シーズンと同レベルの勝点まで挽回しましたが、その後勝点を積み上げることができない状況が生じました。クラブとして、この状況はチームだけの問題ではなく、クラブのマネージメントにも問題があると考え、9月には強化責任者の交替を行い、監督・チームスタッフ・選手とのコミュニケーションをより強化しチームサポート体制の改善を図りました。その後、ヤマザキナビスコカップの決勝進出を果たすなど試合内容に改善の兆しは見られたものの、リーグ戦では結果に結び付けることが出来ていないため、今般の監督交替を決断するに至りました。
今シーズン開幕前には前年の検証・総括を踏まえて、「結果と過程の両面を追求する年」であることを監督とも合意し明言しました。シーズン途中で強化責任者に続き監督を交替せざるを得ないという事態に陥ったこと、「強くて魅力ある地域の誇りとなる浦和レッズ」を見失ってしまったことに責任を痛感しております。
今般、監督を交替し、浦和レッズの現有勢力の総力を結集して残るJリーグに挑みます。そして、「凄まじいまでの勝利への執念」をもって何としてもJ1残留を死守して参ります。
浦和レッドダイヤモンズ 代表
橋本光夫
以上
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