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AFC U−19女子選手権ベトナム2011 第4戦(vs朝鮮民主主義人民共和国)マッチレポート・選手コメント(11.10.14)

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■マッチページ

2011年10月13日(木)16:00キックオフ(現地時間)
ベトナム、ホーチミン市@Thanh Long Sports Centre Stadium

U-19日本女子代表 2-1(前半1-0) U-19朝鮮民主主義人民共和国女子代表

昼過ぎまでの豪雨がやっと止んだThanh Long Sports Centreで、今大会の事実上の決勝戦ともいえる朝鮮民主主義人民共和国との試合を迎えた。

メンバーは、これまでの3試合で日本のゴールを守ってきた望月に替えて池田咲紀子がスタメン入り。DFラインには齊藤、高木、浜田、中村が入り、ボランチには藤田・猶本、中盤の前3人には柴田、田中、仲田、FWには京川が入った布陣で臨む日本代表。

北朝鮮ボールでのホイッスルで試合が始まる。
序盤から日本は積極的に試合を進めたものの、徐々に主導権を握られてしまう。
7分には左サイド距離のあるところからDFのYun Song Miの強烈なシュートがクロスバーをたたき、ヒヤッとする場面があった。
しかしその2分後、中盤の田中陽子から前線の京川舞にパスが通り、ドリブルからシュートを試みたものの、ゴールの枠を外れる。

12分には、日本左サイドのKim Un Hyangからのクロスにゴール前でフリーとなったKim Jo Ranにヘディングシュートを放たれるも枠外で、日本ベンチも胸をなでおろした。
さらに17分にはYun Song MiのFKからのシュートがクロスバーに嫌われ、こぼれ球を拾ったKim Jo Ranのシュートや、23分のKim Un Hyangのドリブルからの角度のないところからのシュートも決まらず。

そして迎えた30分、MF猶本光からのボールをペナルティエリアやや右で受けた田中陽子がそのままドリブルで中に切れ込み、左足で放ったシュートがゴール右下に吸い込まれて日本が鮮やかな先制ゴールを決め、前半を1−0とリードして折り返す。

ハーフタイム後に横山久美を、54分には川島はるなを送り込み、両サイドからの崩しを期待する吉田監督だが、お互いに激しいボールの奪い合いの場面が多い中、日本ベンチが冷や汗をかいたのは69分。朝鮮民主主義人民共和国のパスワークにほんろうされたゴール前で、途中交代のKim Un Hwaがゴール正面から右足で放ったシュートは池田の守るゴールの左上のクロスバーに当たるも、追加点を与えず。

その5分後、ロングパスを前線で受けた京川がうまいコントロールから落ち着いて相手ゴールにシュートを流し込み、日本が追加点を奪って朝鮮民主主義人民共和国を突き放した。

その直後、Yun Hyon Hiに1点を奪われるが、その後は朝鮮民主主義人民共和国の攻めをしのぎ、1点のリードを日本が守りきって3連勝目。勝点を10に伸ばして朝鮮民主主義人民共和国を上回り、大会で初の首位に立って、16日の最終戦、ホスト国のベトナムとの試合を迎えることとなった。

■試合後コメント

・吉田 弘 監督コメント
今日は勝つことができてよかった。選手全員が最後まで精いっぱいプレーしてくれ、勝利することができた。しかし、自分たちのサッカーが出来なかったことが悔やまれる。
大会4試合目で疲労もたまってきて、また朝鮮民主主義人民共和国というタフな相手との試合だったことで、自分たちのよさをあまり見せられなかったが、来年の世界大会に向け、これからは体力面や技術面をさらに上げていくことが課題だ。
今日の試合ではディフェンスラインからよいボールを供給することがあまり出来なかったが、相手からの強いプレッシャーを感じながらもその中で勝利できたことは大きい。
サッカーでは何が起こるか分からないので、最終戦のベトナムでの勝利も確信はしていないが、今日、ワールドカップ出場権獲得という最低限の目標を達成したので、次は優勝を狙いたい。

・齊藤 あかね選手コメント
今大会これまで3連勝の朝鮮民主主義人民共和国との試合は、一番苦しい戦いになるだろうという予想はついていた。しかし、やってみると意外とボールを回せたという印象がある。
初戦の中国との試合もきつかったが、この試合では全員が身体を張るべきところで張り、相手にシュートを打たせないことなど、多くのよい場面が見られた。
後半の最後は別として、この試合では対人プレーで負ける気がしなかった。1対1で負けてボールを自陣深くに持ち込まれる場面はなかったと思うが、相手のパスの精度が高く、それによって危ないシーンを作られた。
負ける感じは持っていなかったが、勝利できたことはうれしい。苦しい戦いになると思っていたが、それは面白いもので、ゲーム前にこの難しい試合を楽しもうとみんなで話していた。

ワールドカップへの出場は決めたが、まだあと1試合残っている。アジアを1位で抜けるか2位で抜けるかによって、ワールドカップでの組み合わせが変わってくるだろう。だから、アジアを1位で抜けたい。なでしこジャパンもワールドカップで優勝し、U-19もアジアで優勝して世界大会に臨めば、ほかのチームからの見る目も変わってくるだろう。しかし、あえてそのプレッシャーを楽しみたい。
これまでにやってきたことを信じて、次につなげるだけだ。今大会は優勝するしかないと思っている。

・田中 陽子選手コメント
朝鮮民主主義人民共和国が前節まで1位だったこともあり、優勝をかけた試合のようなものだったのでみんなで気合いを入れてやることを決め、試合に臨んだ。
試合が始まってみると、相手にボールを回されて危険な場面があったが全員が身体を張って守った。後半になると両チームとも疲れが見え、お互いに決定機を迎えたものの、京川の追加点が入り、楽になった。朝鮮民主主義人民共和国は強いメンタルで1点を返してきて苦しい状況となったが、みんなで戦ってそれを乗り越え、勝利をつかんだ。
3月のソチ遠征での対戦時よりも相手はうまくボールを回しており、レベルアップしていたと感じた。

強豪ぞろいのアジアで、気候や芝が異なる環境で戦っていく中で来年のワールドカップへの出場権を、苦しい中で得られたことは、チームにとっても自分にとっても大きな経験・自信となった。
次は大会最後の試合で、すでにワールドカップの出場権は得ているが、みんな同じ気持ちで目指すものは金メダルなので、勝利して優勝というタイトルを持ち帰りたい。

・藤田 のぞみ選手コメント
事実上の決勝戦という感じの試合だった。ゲーム前には、自分たちのサッカーをして主導権を握りつつ得点することを目標としていたが、試合が始まってからは逆に相手に長く主導権を握られる展開となった。
それでも勝利できたのは、前線からGKを含めた守備の選手1人1人が最後まで今出せる力を全部残さず出し切り、最後まで走ったからだと思う。全員のこの努力が勝利につながったと思う。ただ、相手のよさを消しきれずに自分たちがうまくボールを回せなかったことは次の試合への課題。

そして今日、最低限の目標としていたワールドカップへの出場権を獲得できた。次の試合にはだれが出るか分からないが、チーム全員でここまで来た。次の試合も今までと変わらず大事な一戦なので、全力で臨む。

以上
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