U-15日本代表 4-0(前半1-0) U-15チャイニーズタイペイ代表
キックオフ直後から圧倒的にボールを支配し、徐々に得点の匂いがし始めた9分、石田崚真(ジュビロ磐田U-15)のシュートのこぼれ球を伊藤克尚(サンフレッチェ広島Jr.ユース)が押し込み幸先良く先制。その直後から前半終了まで東南アジア特有のスコールに見舞われながらも、数々の決定機を創出。しかしながらゴールを割れず、1−0で前半を終える。
後半は雨も上がり、持ち前のパスサッカーを展開し、49分に佐々木渉(FC東京U-15むさし)が追加点をあげ、ゲームの主導権を握る。67分には交代出場の小林岩魚(ヴァンフォーレ甲府Jr.ユース)が左サイド突破し、北川航也(清水エスパルスJr.ユース)がダメ押しとなる3点目を上げる。最後は、岡村吾朗(図南サッカークラブ群馬)が交代出場ファーストタッチ目のアシストで、北川がこの日2点目のゴールを決める。
■吉武博文監督の記者会見コメント
―今日の試合を振り返って
選手たちは緊張していたようであるが、ロッカールームでチームメイト同士で気をほぐし、スムーズにゲームに入ることが出来た。
初戦の難しさやスコールの影響がある中で、確実に勝点3を取れた事には満足している。日本の良さを追求したかったが、プレーの質は改善の余地があった。次の試合は前回大会で予選落ちし、強化している韓国代表なので、明日のトレーニングで修正し良いゲームが出来るようにしたい。
―大会に向けてどのような準備をしてきましたか?
2回の国内キャンプと2回の海外遠征、延べ30日の活動をして臨んだ。中でも7月末にはラオスに遠征しており、ホテルでの生活や食事も慣れているので問題はないと思っている。
―(明後日以降対戦する)他の4チームの中でどこが一番強いと感じていますか?
実際に見ていないし、現時点では分からない。すべての対戦相手は良い所があり強いと思っている。しかし、前回出場権を逃している韓国やホスト国のラオスは脅威になると思う。
―韓国戦はどのような試合になると予想されますか?
宿命のライバル・韓国との試合は、厳しい試合になると予想している。最後まで諦めずに粘り強く90分間戦いたい。
北川航也選手のコメント
―初戦でしたが、どのような気持ちで臨みましたか?
先輩方も確実に予選を突破して世界大会に行っていますし、吉武監督からも世界大会乗すばらしさを聞いています。世界で舞うためにも、今日の試合はどうしても“勝点3”欲しかったので「絶対に勝つ」という強い気持ちを臨みました。
―2得点の活躍でしたが、今の気持ちを教えてください。
2点取れて素直に嬉しいですが、もっと点を取れる場面もあったので、満足していません。
もっともっと練習して大事な試合で点を取れるようなストライカーになりたいです。
―今日の勝因は?
自分達がやろうとうする「質で勝負するパスサッカー」は難しいけど、前後半通じてやれたことが勝因だと思う。雨でピッチコンディションが悪い中でも、技術の発揮できるチームになりたいと思います。
―日本のサポーターに一言
勝点3を取れたことは良かったですが、世界で勝つためにもっと頑張らないといけないと思います。1位通過目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします。
以上
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