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なでしこ、前回女王ドイツに勝って準決勝進出 FIFA女子ワールドカップドイツ2011 準々決勝(vsドイツ)マッチレポート(11.07.10)

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 なでしこジャパン日本女子代表チームは7月9日、3連覇を目指す開催国のドイツを延長後半3分に途中出場のFW丸山桂里奈が決勝ゴールをあげて1−0で破り、ワールドカップ6回目の出場で、初めてベスト4進出を決めた。MF澤穂希が試合のMVPに選ばれた。
 この結果、日本は7月13日にスウェーデン対オーストラリアの勝者と対戦する。

 08年の北京オリンピック3位決定戦で0−2で敗れてメダルなしに終わった対戦から約3年。今回のドイツと日本の先発メンバーには、当時の対戦を経験した選手が7人顔を揃えたが、試合は違う展開になった。

 ヴォルフスブルグのスタジアムを埋めた26000人超の観客のほとんどが地元ドイツファンという“完全アウェー”の雰囲気の中、立ち上がり、ドイツはセットプレーからロングボールで日本の最終ラインにプレッシャーをかけてきたが、前半4分のCKでMFクーリックが膝を負傷して早々の選手交代になる。

 その後、中盤でプレッシャーをかけて日本のボールを奪い、MFブレゾニクやMFベーリンガー、FWグリンクスらがゴールを脅かすが、日本は集中を切らさずに対応を重ね、徐々にパスを回してペースを掴む。
 後半開始からFW永里に代えてFW丸山を投入。さらに66分にはMF大野に代えてFW岩渕を送り出し、前から守備をしながら、ドリブルで仕掛ける機会をうかがう。チーム全体で体を張って守備をしながら、MF宮間やMF阪口がシュートを試みるが、枠を捉えることができない。

 0−0のまま延長に入ると、日本は積極的な攻めをみせる。早々にMF澤が相手DFと接触して足を痛め、一時ピッチの外で手当てを受けるアクシデントがあったが、その後もプレーをつつけ、延長後半3分に決定的な場面が生れる。MF澤から相手DFの裏を狙ったボールに、途中出場のFW丸山が走り込み、ペナルティボックスへ深く入り込む。そのまま、丸山は右サイドの角度のないところから思い切り右足を振り抜くと、ボールはGKの脇を抜けて左サイドネットへ突き刺さった。

 反撃に出たドイツが日本のゴール前に押し寄せ、後半4分にはMFベーリンガーが強打を放つが、GK海堀が鋭く反応して右手一本でこれをクリア。その後もドイツはCKやFKから日本ゴールを脅かすが、日本は集中した守備でしのぎきり、世界2位で優勝候補のドイツから白星を挙げた。

 佐々木則夫監督は、「ドイツは思った通り、フィジカルのあるサッカーで我々の弱点とするところをついてきたが、我々の選手たちが我慢強く耐えながら、チャンスを待って勝利に導いてくれた。北京五輪でドイツに負けたあと、3年間の力を結集した結果が今日の勝利になったのだと思う。本当に選手を誇りに思う」と笑顔で話した。
 チャレンジャーと位置付けて試合に臨み、「入り方は悪くなかった」と振り返った指揮官は、「全体に見れば、ドイツに、いつものフレキシブルな動きは見られなかった。ドイツが自分たちのサッカーをする前にハイプレッシャーをかけて、前半のうちになるべく我々のサッカーに近づけるようにしようとしたが、そこは成功していたと思う」と言った。

 ドイツのナイト監督は、試合開始3分でMFベーリンガーが負傷退場したのが影響したと話し、「パスのうまい彼女が抜けて、いいパスプレーができなくなった。15本もセットプレーがあったが、ゴールに結びつかなかった。あと数時間試合を続けていても入らなかっただろう」と嘆いた。
また、日本について訊かれると、「日本は本当にボール扱いが上手く、規律正しくボールを回していた。チームワークですばらしい攻めをしていた。澤は5回目のワールドカップでこれだけのパフォーマンスを見せていて、完全に脱帽だ。日本にはこのあとも幸運を祈る」とコメントした。

以上
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