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なでしこジャパン、NZ戦勝利で女子W杯白星発進 FIFA女子ワールドカップドイツ2011 グループリーグ第1戦(vsニュージーランド)マッチレポート(11.06.28)

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なでしこジャパン日本女子代表チームは6月27日、FIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会の初戦でニュージーランドを2−1で下し、4年に1度の大会を白星でスタートした。決勝ゴールを決めたMF宮間が試合のMVPに選ばれた。

強い日差しと気温30℃を超えようかという暑さの中、6大会連続出場の日本は、立ち上がりから積極的に攻め、前半開始6分に中盤で相手ボールを奪ったMF大野から、パスを受けたFW永里がゴールを決めて先制。良い滑り出しをみせるが、リードは長く続かなかった。

6分後の前半12分に、左サイドのDFグリーンから右MFパーシバルに大きく展開され、右サイドから上げられたクロスに、左ポスト前に走り込んだFWハーンが頭で合わせて同点にされた。
だが、優勝を目標に掲げる日本は、その後もパスワークで攻撃を組み立ててチャンスを作り、永里や大野らがシュートを放つが枠を捉えられず、1−1のまま前半を折り返す。

後半は両チームともにややペースダウンしたものの、日本は積極的に攻撃を仕掛ける。後半10分には、大野に代えて岩淵を投入して、再び攻撃の活性化をはかった。

この狙いが的中し、後半67分、岩淵がDFスミスにペナルティ・ボックスのすぐ外で倒されてチャンスを得る。1分後、MF宮間がこれを冷静に右に決めて均衡を破った。

岩淵はその後も前線で動きまわって相手ゴールを脅かし、ハードマン・ニュージーランド監督に「岩淵が交代で出てきて、うまく対応できなかった」と言わしめ、日本は相手に主導権を渡すことなく、勝点3をものにした。
佐々木則夫監督は、「決めるところで決めておけば、もっとスムーズに行った」と厳しい評価だが、「競った中での勝点3なので、次につながる」と言い、決勝点となった宮間のFKについて訊かれると、「勝点を獲った貴重なFK。前回大会のイングランド戦と分けたFKといい今回といい、こういう大会で『持っている』と感じた」と話した。

この日、メキシコとイングランドが1−1で引き分けたため、日本はB組首位に立ち、以下、イングランドとメキシコが1分けで続き、ニュージーランドが勝点0で4位。
女子ワールドカップは全16チームが4グループに分かれてグループステージを行い、各組2位までが次の準々決勝に進出できる。 
日本の第2戦は、7月1日のレバークーゼンでのメキシコ戦。

■試合後 監督・選手コメント

佐々木則夫監督
「こういう流れになることは選手も我々も考えて準備していたが、決定的場面で決め切れずに、ニュージーランドのファイトと競り合わなければ行けないことになった。暑さもある、苦しい中での勝点3は、なでしこにとって教訓となる。」

MF宮間あや選手
「内容的には自分たちのやりたいことを出しきれなかったところがある。失点は自分たちの準備が甘かった。後半、岩淵選手が入ってスペースをうまく使って、戦い方にアクセントがついた。(決勝点となった)FKは近すぎたが、相手GKとの駆け引きをしながら蹴った。初戦で引分けるのと勝つのでは違う。次に勝てば決勝トーナメント進出が決まる状況なので、勝ててよかった。」

FW永里優季選手
「得点はプロセスがあっての結果。今日だけでなく、また点を獲っていかないといけない。それなりの緊張感はあったが、自然と試合を楽しめた。同点になっても、ここからいろいろなチャレンジができると思って楽しくなった。」

MF澤穂希選手
「初戦の難しさを改めて痛感した。先制後にすぐに失点したのは課題。相手の4番と5番を結構フリーにさせていたので、前半のうちに阪口選手や監督と相談して、ボランチを縦の関係にして私が前へ出て4番を自由にさせないようにした。今日の勝点3を無駄にしないように、次をきっちり勝ちたい。」

FW大野忍選手
「日本らしい攻撃の形で点を取れたことは自信になる。相手の出方は想定内のことばかり。こんなに崩せたのは楽しかったし、近賀選手や阪口選手との守備の関係もよかったと思う。」

DF熊谷紗希選手
「前半は自分も落ち着かず、対応が良くなくて相手にポイントを作られて、自分たちのリズムが掴めなかった。失点は隙をつかれた。守備というより、攻撃で形を作れず、そこで跳ね返されて守れなかった。1点獲れたのは大きかった。内容に反省するところはあるが、悲観するような試合ではなく、次につながる試合ができた。この勝ちはプラスにとりたい。グループ1位突破をしたいので、チームとして糧になる。」

DF岩清水梓選手
「勝点3取れたことが収穫。ニュージーランドは、以前に親善試合などで対戦した時とはイメージが全然違って、やはりワールドカップというべきか、強さを感じた。失点場面は自分のマークのところ。近賀選手に渡そうとして声が届かなかった。自分が取っていれば全然問題なかったので悔いが残ったが、味方が最後まで戦って点を獲ってくれてよかった。少しでもミスをすれば失点する。一瞬の油断もできないと実感した。」

MF阪口夢穂選手
「ニュージーランドのシステムがひし形だったため、こちらの守備の対応が前半はうまくまとまらなかった。相手がロングボールを多く蹴ってきたので少し戸惑いもあった。後半からはDFラインと中盤でコンビを組む澤選手と話をして改善できたと思う。暑さは聞いていたが予想以上。後半からは相手もばててきて、自分たちも慣れてきて問題なかった。初戦であり、この暑さもあり、予想していたよりも苦しい展開になったが、チーム全体で取った勝点3。次のメキシコ戦にしっかりとつなげていきたい。」

以上
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