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2010年度経営情報開示(11.04.20)

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4月20日(水)、浦和レッズの定時株主総会が行われ、2010年度の事業報告が承認されました。概要をご報告申し上げます。

営業収入は5,625百万円、営業費用5,898百万円となり、営業損失273百万円、税引き後の当期損失260百万円となりました。
営業収入の内、入場料収入は前年に比べ減少しましたが、チーム戦績の不振、特にホームゲームで勝ち越せなかったことやアディショナルタイムでの失点、1点差敗戦ゲームが多かったこと等が入場者数減に繋がったと考えています。グッズ収入も、商品ラインナップや価格面において十分にご期待に添えることができず減収となりました。広告料収入については、契約更新のタイミングで一時的に増額した2009年度に比べると大きく減少しましたが、2008年度当時の水準と比較すると5%の減額となりました。パートナーの皆様には、厳しい経済環境等の中でも継続したご支援をいただきました。
一方、費用面では、クラブ内での経費削減の徹底を図り、スタジアム設営費、警備費などの試合運営経費や商品の物流経費など、一般管理費も含め鋭意節減を推進しましたが、営業収入の減少を吸収するには至りませんでした。なお、チーム運営費に関しては、チーム強化に経営資源を集中する方針で臨みましたが、最終的には、阿部勇樹選手をはじめとするシーズン途中での選手の移籍、勝利給減などに加え、遠征・移動費などの経費節減により昨年よりも減少しました。
いずれにしても、赤字決算となったことについては誠に遺憾に存じます。引き続き厳しい経営環境が続く中で、2011年度で黒字転換を図ることが責務であると認識し取り組んでまいります。

2011年シーズンはチームがレッズらしい魅力あるサッカーを展開し、育成の成果と結果を同時に出すことが重要であるとの認識の下で、ペトロヴィッチ監督を招聘すると共に、効果的な選手補強も行いました。チームとクラブの魅力を高めていくことが急務であり、ホームタウン活動などを増加させながら、皆様に愛され、信任されるクラブ運営を行ってまいります。
また、東日本大震災により、当クラブにとってもホームゲーム2試合が中止になるなど、大きな影響を受けています。今後も消費動向や節電対応などにより、クラブの活動や経営にも様々な影響が予想されますが、クラブの総力を挙げて乗り越えていきたいと考えています。

クラブ全体の強い絆と一体感を持つべく、「信頼とコミュニケーション」をモットーとし、5年ぶりのリーグ優勝を目標に、地域の方々やファン・サポーター、株主やパートナーの皆様と情報を共有しながら、共に歩みを進めていきたいと考えております。

※2010年度の事業収支の数値は下記リンクから別ページの経営情報でご覧いただけます。

2010年度決算報告
http://www.urawa-reds.co.jp/club/managdata.html

以上
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