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義援金募金活動後選手コメント(11.03.16)

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■山岸範宏
「日本中がこういう事態になっている中で、サッカー選手として、人として何ができるかというのを選手の間でも話していました。今回は街頭募金ですが、また別の形でも行動して、被災者のためになればと思います。意見はいろいろ出ますが、選手だけでは実現が難しいので、クラブと協力してやっていきたいです。
選手たちは、今日は各自でスケジュールを立てていたはずで、最初に募金活動に参加できるのは7〜8人だったんですが、選手同士で連絡を取り合って、どんどん人数が増えてきたのだと思います。
再開後のJリーグでは、最大限自分のプレーを発揮して、勇気づけることが自分たちの仕事ですし、できることを一日一日やっていきたいです。
被災者のみなさんが、希望を捨てずに、1人でも多くの方が救われるように、1日でも早く元の街が取り戻せるように、少しでも自分たちが力になれれば、と思います」

■柏木陽介
「地震のときは埼玉でさえすごく揺れを感じました。自分が知っている人は無事ですが、みなさんが心配です。ずっとつらい、悲しい気持ちでいました。自分に何ができるのか、といえばサッカーしかできないし、何もできない自分にがっかりもしていました。
チームとしてできることは何か、というときに、全員が前に出て募金を呼びかけることが必要ではないかということになりました。僕は街頭募金に立つのは初めてです。やってみて、うれしかったです。お金を入れてくれている姿を見て感動しました。みんながみんなを助けようとしているのを感じました。やって良かったです。
自分が義援金を出すだけではなく、こうやって募金で集めることができるのは、スポーツ選手ができる特権みたいなものだと思いますから、今この時期に頑張らないといけないと思います。今やらないでいつやるのか、と。選手で募金活動をやろうというのはすぐ話に出ていました。今後も、何回かやれたらいいと思います。
今日はサポーターやクラブスタッフも一緒に、チームとして一つになってやれました。そうやってみんなでやっていければいいし、Jリーグが再開したときに、また一つになって戦っていければいいと思います」

■橋本光夫代表
「Jリーグの試合を3月いっぱい中止するという決定があった3月14日にクラブスタッフが集まって、自分たち自身で義援金を集めようということになったのですが、その後、キャプテンの啓太から『選手で募金活動をやりたい』という電話があり、それならということで伊勢丹さんやさいたま市と折衝して、実現しました。またサポーターも自分たちの思いを伝えたいと集まってくれました。みんなが同じ思いになったというのが、今日の活動ではないかと思います。
今後はレッドボルテージの店頭にも募金箱を置きますし、遠くにお住まいのファン・サポーターからはオンラインショップなどを通じて募金していただくことも考えています。選手もまたやりたいと言ってくれているので、別の形でまた実施したいと思います。タイミングによって被災地へのサポートの方法が変わってくると思いますが、レッズとして、さいたま市民の思いをまとめられれば、と思っています。気持ちを何らかのアクションで表したいというのは市民のみなさんも同じではないかと思います。どうしたらいいのか分からないという方も多いのではないかと思いますので、浦和レッズが、みなさんが持っている思いの窓口になれれば、と思います。
ベガルタ仙台の代表と、今日、やっと電話で話すことができました。レッズとして協力できることがあれば、と申し出ました。寮の空き部屋に誰かを受け入れることもできますし、練習場所に困っているならレッズランドをお貸ししてもいいと思っています」

参加したサポーター「震災の直後から、サポーターで何かできないか、と話し合っていました。自分たちだけでやるよりも、サポーターとクラブと街の三位一体でやれればいいと思っていました。現地に行って何かすることはできないので、ここでできることをやろう、ということで今日も10人くらいが集まって一緒にやらせてもらいました。こういう動きがJリーグの各クラブにも広がっていけばいいし、それがそれぞれの地域の力になってくれればいいと思います」

以上
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