2011年3月4日(金) 15:00キックオフ(現地時間)
@ポルトガル/ラゴス Lagos(Estadio Municipal)
なでしこジャパン 5-0(前半2-0) フィンランド代表
フィンランドとの第2戦は、開始直後から日本が完全にゲームを支配する展開となった。最初に流れるリズムを見せたのは11分。右サイドの澤穂希からのパスを宮間あやが中へスルーパス。受けた永里優季がワンタッチで素早くさばき、最後は大野忍がダイレクトで合わせるが惜しくもバーの上を越えていく。
持ち前のパスワークを生かし、優位に攻撃を組み立てる日本。16分には先制点が生まれる。宮間からフリーでボールを受けた大野がGKとの1対1の場面を落ち着いて決めてゴール。その2分後には川澄奈穂美と永里のコンビネーションから追加点を挙げる。攻撃の手を緩めない日本は、22分、今度は左サイドバックの鮫島彩がビルドアップ、そのままシュートにまで持ち込んだ。39分にインターセプトされたボールをLINDA SALLSTROMがフィニッシュにつなげるも、ミートせず。日本は2点のリードを保ったまま前半を折り返す。
システムを4-1-4-1に変更して臨んだ後半、開始2分後の永里のゴールで日本はさらに点差を広げると、54分には川澄から永里へつなぎ、前線へ上がってきていた澤がシュート。それぞれの動きやポジションなどを確認しながらも順調な攻め上がりを見せる。
64分、ここで佐々木則夫監督は宇津木瑠美、安藤梢、山口麻美、荒川恵理子の4人を一気にピッチへ送り出す。70分、宮間のサイドチェンジから右サイドバックの近賀ゆかりが中へ折り返し、山口が蹴り込んで4点目。さらに86分にも、安藤の右サイドからのパスをファーサイドにポジションを取っていた山口が再び決めて日本に5点目が入る。新たな試みにトライしつつ、ゴールを量産した日本は5-0で大勝をおさめ、今大会初勝利を手に入れた。
以上
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