3月6日(土)に行われたJ1第1節 サンフレッチェ広島 対 清水エスパルス(広島ビッグアーチ)の試合において、「競技規則」適用の誤りが確認されました。
問題となったのは、試合開始3分に行われたサンフレッチェ広島のペナルティーキックの場面で、この時、広島の槙野智章選手がペナルティーマークにボールをセット、主審の笛のあとにボールを蹴ったのは、槙野選手ではなく佐藤寿人選手でした。佐藤選手の蹴ったボールはゴールとなり、広島の得点として認められました。
しかし、本来であれば佐藤選手のプレーは反スポーツ的行為で、少なくとも佐藤選手に警告が与えられ、得点は認められるべきものではありません。
「競技規則第14条」では、「ぺナルティーキックを行う競技者は、特定されなければならない」と規定されています。今回の状況を見た場合、ボールをセットしたのは槙野選手であり、主審が笛を吹いた時点でペナルティーエリア内にいたのも槙野選手だけで、主審のみならず、選手からも槙野選手がキッカーであると特定されています。
再開方法としては、佐藤選手に警告が与えられたのち、佐藤選手がペナルティーエリアに入った地点から、清水に対して間接フリーキックが与えられます。
なお、この試合は既に成立しており試合の結果は変わるものではありません。
日本サッカー協会としては、全国で活動する主審、選手等関係者に対して、競技規則の正しい理解を促すとともに、正しい競技規則の適用を徹底していきます。
以上
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