本日、Jリーグより掲題の判定に対するコメントがJリーグホームページに掲載されました。
サンフレッチェ広島では、内容を真摯に受け止め、今後このようなことが起こらぬよう選手に対し競技規則の正しい理解と遵守の徹底を指導してまいります。
関係者ならびにサポーターの皆様、全国のサッカーファンの皆様に大変ご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。
株式会社サンフレッチェ広島
代表取締役社長 本谷祐一
【3月6日(土)サンフレッチェ広島 対 清水エスパルス戦における判定について】
■Jリーグホームページ掲載文
3月6日(土)に行われたJ1第1節 サンフレッチェ広島 対 清水エスパルス(広島ビッグアーチ)の試合において、「競技規則」の適用の誤りが確認されました。
問題になった場面と、正しい競技規則の適用は以下のとおりとなります。
◆当該場面の状況
試合開始3分に行われたサンフレッチェ広島のペナルティーキック。
広島・槙野智章選手がペナルティーマークにボールをセットしました。
しかし、主審の笛の後にボールを蹴ったのは槙野選手ではなく、佐藤寿人選手でした。
このペナルティーキックはゴールとなり、広島の得点として認められました。
この判定は誤りでした。
◆当該場面における正しい競技規則の適用
正しくは、得点は認められません。これは、本来ならば反スポーツ的行為であり、少なくとも佐藤選手には警告が与えられるべきです。
再開方法としては、佐藤選手がペナルティーエリアに入った地点から、清水エスパルスに対して間接フリーキックが与えられます。
競技規則第14条では、「ペナルティーキックを行う競技者は、特定されなければならない」と規定されています。ここで言う「特定」は、主審だけが認識していればよいのではなく、両チームの選手を含めて、客観的に認識されていることが必要です。
今回の状況を見た場合、ボールをセットしたのは槙野選手であり、主審が笛を吹いた時点でペナルティーエリア内に居たのも槙野選手だけで、槙野選手がキッカーであると特定されていました。
当該試合は既に成立しており試合の結果は変わるものではありません。
今後、各Jクラブに対しては、選手やチームスタッフが競技規則についてより理解を深めるよう徹底してまいります。また、日本サッカー協会とJリーグは今後さらに連携を深め、審判員の正しい競技規則の適用を徹底してまいります。
皆様のご理解を何卒よろしくお願い申し上げます。
社団法人日本プロサッカーリーグ
以上
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