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なでしこジャパン連覇へ向けて白星スタート! 東アジア女子サッカー選手権2010 決勝大会レポート(10.02.07)

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2010年2月6日(土)15:30K/O 東京・味の素スタジアム
なでしこジャパン 2 ( 1-0,1-0 ) 0 中国女子代表


 2月6日、東アジア女子サッカー選手権が味の素スタジアムで開幕し、なでしこジャパンは中国と対戦した。
  15時30分、強い風が吹き、厳しい寒さの中での試合開始となった。細かいパスと連動した動きを駆使して、中国の守備を崩したい日本の最初のシュートは5 分、宮間あやがボールに寄せていき、カバーに入った澤穂希がパスカット。前線へのスルーパスに大野忍が反応したものだった。9分にも大野が良い飛び出しを見せるがこれはオフサイド。中国も落ち着いて対応する。14分には注意人物であるHUN Duanがドリブル突破から右へ流れてきたYOU Jiaを介し、再びボールを受け取るコンビネーションプレーで日本ゴールを脅かすが、ここはファウルを誘って回避する。そして19分、山口麻美が倒されて得たFKのチャンス。これを宮間がポストに当てながら左上のギリギリのコースに突き刺した。日本は徐々にボールを支配しながら中国ゴールに迫るが、中国の固い守備はなかなか崩せず、前半を1-0で折り返す。
  52分、日本は澤から宮間とつなぎ、受けた大野がマイナスへ戻したところを宇津木瑠美がシュートを放つ。試合を左右する次なる得点を手にしたのは日本。 61分、中国のバックパスを近賀ゆかりがカットし、そのまま押し込んだ。どんな状況でも必ず、コースを切りにいき、次にカバーする選手に優位な状況を作り出す――なでしこジャパンらしい得点だった。これで2-0。中国もBI YanのFKなどで日本ゴールを脅かすが、日本の守備陣も簡単にゴールを破らせるわけにはいかない。65分には注目の岩渕真奈が代表初出場を果たし、持ち前のドリブルで攻め上がる。連続でのセットプレーのチャンスにはヘディングに定評のあるセンターバックの岩清水梓、熊谷紗希の二人も揃って前線で追加点を狙うがことごとく中国の守備陣に跳ね返され、さらなる追加点を生むことはできなかった。しかし、全員でプレスをかけ続け、中国の攻撃もシャットアウトした日本は2-0で勝利を掴んだ。全体的にパスミスも見られはしたが、強豪中国に完封で勝ち切ったなでしこジャパンは初戦を白星で飾り、連覇へ向けて好発進した。次の戦いはチャイニーズ・タイペイ。11日に国立競技場で行われる。

●なでしこジャパン 佐々木則夫監督
 今日は持ち前の連動した守備はできていたと思いますが、ビルドアップ、相手のゾーンに入ってからの仕掛けのコンビネーションなど、ここまで攻撃の部分をやってきたなかで、シンプルなお互いのパス交換のミスが多かったですね。コンセプトを持ってやってきた守備のコンビネーションや、ワイドを使ったときの攻撃が思ったようにできなかったので、反省も多々あります。持ち前の連動したプレス、攻撃から守備への素早い切り替えができ、選手がよく頑張ってくれたのが勝利につながったのだと思います。雰囲気にのまれた部分もあったとは思いますが、次の試合に向けての修正点となりましたし、素晴らしい攻撃を披露したいと思います。

●中国女子代表 SHANG Ruihua監督
日本の勝利におめでとうと言いたいです。両チームとも素晴らしく、アジアの特色であるボールコントロール、パス、シュートともにハイレベルだった。日本の方がスピードがあり、チャンスを上手く決めたことが試合の勝敗を分けたと思う。日本は総合力が高く、特に技術の部分は世界でも十分に通用するのではないでしょうか。試合では日本は中盤をコントロールしていた。もちろん、中国にも良い部分はありましたし、残りの試合を頑張りたいと思います。

●宮間あや選手
 自分たちのサッカーを完璧に見せることはできなかったけど、相手にチャンスを与えることはなかった。なでしこらしくひたむきにボールを追いかけることだったり、体をはることはできた。寒い日にみにきてくれたお客さんにそういう部分は伝わったんじゃないかと思う。中国だからといって気負ったりはなかった。自然体で試合に入りました。相当な向かい風だったので、風も計算して・・・。あとはGKの準備もよくなかったので、そこをついてコースを狙いました。中国の大きい壁とか、向かい風の中で(ボールが動いて)るみ(宇津木)がいいタイミングで位置を直してくれた。少しずつメンバーも変わっていく中で、共通意識を、持ってやれたと思います。そこの質を高めることと、試合開始からそれを続けられるようになればいい。9番と10番は危険な選手であり続けたし、1失点してたらわからなかった。0点に抑えて勝点を取れたのはよかったと思います。

●澤穂希選手
目標としていた勝点3を取れたことに満足しています。ただ、単純なミスが多かった。中国を恐れるあまり最終ラインが引いてしまい、バランスをキープするのが難しかった。ハーフタイムでみんなと話し合い、後半はいくらか修正できたと思います。今後の反省点として明日からの練習に取り組んでいきたいです。岩渕選手に関しては、代表デビュー戦ながら緊張することなく、リラックスしていた。今後の2試合で、彼女のゴールをアシストしていければと思います。

●岩渕真奈選手
代表にデビューできて嬉しかった。スタジアムの雰囲気は素晴らしく、試合前からモチベーションは高かったです。自分のプレーに関しては反省しなければいけない。みんなが疲れているなかでの途中出場であり、もっとチャンスを作って行かないと。持ち味であるドリブルもあまりできなかった。今後の試合では、やはりFWなのでゴールを決めたいと思います。

●山口麻美選手
 風は試合前は強いなと思っていたけど、はじまってからはあまり感じなかった。相手に合わせず、まずは自分たちのサッカーをすることを意識しました。中国はフィジカル強いしテクニックもあるから貴重な経験ができたと思います。

以上
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