本日は、連日、新聞等にて報道されております万博での『新スタジアム』建設についての現状をご報告させて頂きます。

ガンバ大阪の新スタジアム建設の狙いは3点。

・大阪の皆さまにサッカー専用スタジアムでの迫力ある試合を楽しんで頂きたい
・ＦＩＦＡの基準を満たした施設でサッカーの国際試合を大阪で開催し、世界のサッカーを間近で体験していただきたい
・ガンバ大阪のホームスタジアムとして、多くのお客様に楽しんで頂きたい

この実現すべき大きく分けた3つの狙いをもって、1日でも早く、新スタジアム施設建設を実現したいという熱い想いで活動を続けております。

【建設場所】
建設場所についてですが、報道にもありますとおり、ガンバ大阪がＪリーグ発足から使用させて頂いている万博記念競技場がある、万博敷地内での建設を万博記念機構、吹田市、大阪府にお願いしております。

【建設資金・寄付金募集団体設立】
一番大きな要素となる建設資金ですが、この不況といわれる現代において、いま行政にその資金を頼れる時代ではありません。その為、ガンバ大阪は、皆さんの力で寄付金を集めてこの新スタジアムを建設することを考えております。

ひとくちに寄付と申し上げても普通に寄付をすれば、税金がかかりますが、ガンバ大阪が寄付金募金団体を設立し、行政に代わってスタジアム建設資金を集め、建設するという形をとることにより、寄付者に対しての税制面でのメリットが出てまいります。
寄付金募集団体を通じての寄付をすることにより、皆さまのお気持ちがつまった寄付金額のすべてが建設資金として活用できるシステムであり、すべてがスタジアム建設に反映されることになります。
スタジアム建設完成後は、施設を行政に寄贈し、ガンバ大阪はホームスタジアムとして使用料金を支払い、一利用団体として使用してまいります。

その「寄付金募集団体」設立は、建設場所・スタジアム寄贈先行政が決まらないと設立申請が出来ず、寄附金を集めるという団体としての活動が出来ません。寄付金募集団体設立の申請をし、その団体を認可して頂けるように活動するという次のステップに行く為にも、建設場所決定が現在の最優先事項なのです。

現在、その最優先事項である建設場所が決定しないため、スタジアム建設にむけてこれ以上、前に進めない状況となっています。

新スタジアムが万博記念公園内に建設されることにより、大阪を象徴するシンボルの一つである・太陽の塔と共に万博、大阪、吹田市が賑わい、世界に名前を発信できるとガンバ大阪は考えております。
この施設を作る為に、ガンバ大阪を応援して頂いている皆さんから”万博にサッカー専用スタジアムを”という大きな力となる声が必要なのです。
ガンバ大阪の想いに、ぜひ、皆さんの賛同を頂きたいと強くお願いをさせて頂きたいと思います。

建設用地については行政に提供していただくことが重要なことであり、現在、調整をお願いしております。

【スタジアム構想】
新スタジアムは、大阪初となるサッカー専用の屋根付きスタジアム。
収容人数は32,000人、建設資金推定金額は150億円。
スタンド屋根部分には「ソーラーパネル」を導入し、電力供給の一部を担えるエコスタジアム。

【寄付資金プラン】
建設資金150億に向け、ガンバ大阪のスポンサーさま及び地元企業さまには、ガンバの想いをお伝えしており、現状、賛同して頂ける皆さまのお声を集めると約80億に到達しつつあります。

もちろん仕様によって、建設金額は大きく変ってきます。
寄付資金は
30億円　ファンの皆さま、サッカーファンの皆さま
100億円　スポンサーさま、地域企業さま
20億円　行政の助成金など
にて”みんなのスタジアム”建設プランと致しました。

屋根がなければ、約100億円で建設可能ですが、日頃から雨の中でポンチョ(カッパ)を着用し、観戦して頂いている皆さまに、より快適な施設で観戦して頂きたいという想いを強くもっております。
サッカー観戦に屋根は不可欠であり、ガンバ大阪は何が何でも屋根付き施設を目指したい！
屋根つきで建設する為には、ガンバファンの皆さん、そしてサッカーファン皆さんの強い想いを寄付という形で30億円を募らせて頂くことにより実現に近づきます。
寄付の詳細については、まず建設場所が決定し、次のステップにいったのち、皆さまにお知らせさせて頂きます。

建設場所の決定や寄付金募集団体の設立や寄附の方法など、まだまだクリアしていかなければならない課題がありますが、まずは建設場所の決定が何よりの大きな一歩となります。

ガンバ大阪の考える”みんなのスタジアム”は建設資金のすべてをスポンサーの皆さま、ファンの皆さま、地域の皆さまから集めさせて頂くことにより、ガンバ大阪は幼児、児童、学生、大人、高齢者、そしてプロスポーツ選手まで使用できる施設の建設を目指しております。

ヨーロッパ各地で見られるスタジアムは、地元交流の場であり、多世代に渡り、様々な活用方法で、スタジアムが地域に浸透しております。
ガンバ大阪のあるこの大阪にもそんな場所を作りたい！
その強い想いと共に、この大阪の地で、夢のスタジアム建設に向けてのプロジェクトが動き出そうとしております。
大阪にサッカーの聖地となる新スタジアムを建設することにより、地元が活性化し、発展していくことを心より望んでおります。
ガンバと一緒に、万博にサッカー専用新スタジアム建設を目指し、その第一歩となる建設場所決定に向け、大きな力でのご協力をよろしくお願いいたします。

以上