ジェフユナイテッド市原・千葉では、2009年10月竣工を目標に下記のとおりの練習場を建設することといたしました。この件について、記者会見を行いましたので詳細をお知らせいたします。
【新練習場についての記者会見】
日時 2008年7月11日(金)13:30〜14:30
場所 フクダ電子アリーナ
登壇者 代表取締役社長 三木博計 監督 アレックス・ミラー
○新練習場の概要
1 コンセプト
弊クラブは「魅力あるクラブ」「地域とともに歩むクラブ」をクラブビジョンとして掲げている。そのクラブビジョン実現のための練習場である。
トップチームの強化のために、選手がより良い環境で練習できるような施設を整えた。より強いチーム、より多くの皆様に応援していただけるチームとなり、「魅力あるクラブ」を目指していきたい。
また、練習場でのファン・サポーターや地域の方々との交流をとおして、「地域とともに歩むクラブ」を具現化したい。
2 所在地
千葉市中央区川崎町1番37 の一部
3 面積および設備
敷地面積 約25,000m2
・クラブハウス(鉄骨造 2階建て) 約 3,200m2
・天然芝グランド(2面) 約19,000m2
・見学者用スタンド 約500席
・関係者用駐車場 約80台
4 今後のスケジュール
2009年 1月 着工
10月 竣工
【記者会見概要】
■三木社長 挨拶
本日は、多くの報道各社の皆様にお集まりいただきありがとうございます。クラブの新練習場の建設概要がまとまりましたので、皆さんにお知らせいたします。一番最初にイメージパースをご紹介させていただきだと思います。
(イメージパース披露)
これがイメージパースでございます。色等に関しましては、これから変更等があるかもしれませんが、これがイメージです。
(プロジェクターで説明)
経過についてご説明をさせていただきます。 1993 年にJリーグが発足して以来、(浦安市)舞浜にありました古河電工の施設を、当クラブは練習場として使用してまいりました。その後、 2000 年2月に市原市様のご尽力をいただきまして、ホームタウンである市原市・姉崎に練習場を構えることができ、現在にいたっております。
この間、 2003 年4月に千葉市とのホームタウン広域化を実現いたしました。さらに、 2005 年 10 月にはホームスタジアムでございますフクダ電子アリーナがオープンいたしました。そして、 2005 年、 2006 年に悲願の一つでございました、ヤマザキナビスコカップのタイトルを獲得、連覇を達成いたしました。舞浜から姉崎への移転、そして現在に至るまで市原市様にはひとかたならぬ、ご高配を賜り、弊クラブは深く感謝を申し上げるところでございます。
(姉崎で)クラブスタッフ、選手が一つの建物の中で仕事ができるようになったことは、クラブの飛躍に大きく貢献をいたしました。舞浜から姉崎への移転当時はホームタウン内での練習場確保を第一義と考えていましたが、クラブの発展とともに、練習場の使用頻度が高まり、心配しておりましたグラウンドの不足が顕在化してまいりました。現行の姉崎のグラウンドは 1.5 面( 1 面+半面の広さ)です。特に毎年Jリーグの終盤を迎える9〜 10 月にかけては冬芝への移行時期となり、全面的に使用不可能となります。(この間チームは)ホームタウン内のいくつかのグラウンドを転々とすることを余儀なくされており、クラブとしては選手のコンディション作りに大変苦慮しているところでもございました。また、数年前より、選手から練習環境の改善を求められておりました。クラブとしましては、対応を検討してきたことでございます。そういったことがございまして、ホームタウンの両市には、天然芝のグラウンドが2面以上取れる用地をお願いしてまいりました。本日、ここにお知らせする場所に用地の目処が立ちましたので、新練習場を建設する運びになりました。
ここはホームタウンのほぼ中央に位置します。なおかつ、フクダ電子アリーナに隣接し、蘇我駅からの徒歩圏内ということもございまして、練習場としては申し分ないと考えています。今後、この地において、クラブコンセプトの実現を目指します。今後とも、ファン、サポーターの皆さまにご愛顧いただけますよう、よろしくお願いするとともに、引き続きご支援、ご協力を賜りますよう、お願いを申しあげます。
■アレックス・ミラー監督挨拶
みなさんこんにちは。私、監督としては、これは素晴らしいものだと思います。スタジアムの近くに新しい施設がある。この2つが一緒にあるのは素晴らしいし、施設の充実によって、クラブが前進することにつながると思う。そういった意味で非常にいいことだと思います。
先ほどもいいましたが、すぐそばにスタジアムがあるということは非常にいいロケーションです。そういったことでプレーヤー、ファンの方、すべての方が一つになる。All Together、一つになる場所になってくれると祈っています。これからファンの方にも(大勢)見に来ていただいて、スタジアムも満員になれるようにしていきたいと思います。これから(クラブ)発展していくうえで、非常に素晴らしいものだと思います。
もう一つ、選手にとっても素晴らしい施設になるということです。施設内にどういったものがあるかという話を少し話したが、例えば治療する部屋などが、トレーナーからすぐに見える場所にあるということ。選手が何をしているのか、管理しやすいでしょう。そういったことで、中の図面も、一つひとつの施設の場所がしっかりとされていて、オフィスとミーティングルームが離れているということがなく、すべてが選ばれた場所に置いてあるのではないかと思います。
また、若い選手にとっても素晴らしい施設になると思う。若い選手というものは、トップチームのプレーヤーになることをビジョンに持ってプレーしています。トップチームはいつもスタジアムでプレーしていますよね。若い選手が(ホームスタジアム・フクダ電子アリーナが見える)ここで練習できたならば、モチベーションになるということです。ヨーロッパでは、リザーブの選手、ユースのチームというのは、ホームスタジアムと違う場所で試合をします。だから、そこから上に上がっていかなければホームスタジアムでプレーできない。そういったところでモチベーションを上げるためにも、非常にいいものになるのではないでしょうか。そして、技術的なレベルをしっかりと若い選手が上げていき、最終的にトップチームに上がったときに、「僕の夢がかなった」と思えるような場所になるのではないでしょうか。
最後になりますが、重要なのはこれから我々コーチ陣がチームを引っ張っていかなければならないということ。クラブ側としては、このようなハードを整えることで常に前向きに一歩一歩進んでいます。これから私たちコーチングスタッフも、チームを一歩一歩前に進んでいくようにしなければならないと思っています。ありがとうございました。
■質疑応答
Q:練習場移設で、市原市との関係はどのようにしていく予定ですか?
A:(社長)ホームタウンである市原市とジェフのつながりは今後も変わることはありません。確かに、新練習場は千葉市の行政区域に入りますが、あくまでも、両市からのアクセスがいいことという意味で練習場の場所を選びました。市原市とは今までの関係を堅持していきたいと考えています。ホームタウンはトップチームだけではなく普及や育成の要素重要です。また地元の皆様に支えられるクラブでありたいと考えています。
Q:ミラー監督は非公開練習がお好きですが、イメージパースでは開放的で自由に見ることができるが、その点についてはどのように考えていますか。
A:(監督)私が非公開練習を好きとおっしゃられましたが、私は週に1回しか非公開にしてないですよ。(笑)
(広報より補足:今後、非公開練習など、具体的な現場の要望に応えられるよう、施設面のフォローはしていきたいと考えている。)
リバプールでの話しなのですが、(練習場は)住宅地にあります。プレスの方がゴミ箱の上に乗って、のぞいて写真を撮っているということがよく行われています。なので、警察の人にそれをやめてもらうように頼むのですが、プレスの彼らがやっているところは、グラウンド内に入っているわけではない。それを止めることができない。そこで、リバプールでプライベートセッション(非公開練習)するときは、アンフィールド (スタジアム)などを使って練習していましたよ。
Q:地域の方との交流の場にしたいとありましたが、具体的なものが何かあれば教えてください。
A:(社長)夢は多くあります。将来的にはいくつかの部屋を市民、地元の皆様に提供していきたいし、自由に出入りできるスペースを作りたい。たとえば、囲碁だとか将棋という道具を置くとか、カルチャー教室のようなもの、サッカーに限らず使っていただければ、ひとつのコミュニティになるのではと考えています。ただ、できればということなので、これから検討していくものです。
【新練習場発表にあたっての選手コメント】
○ キャプテン 下村東美選手
今回、練習場が新たに作られるということで、クラブ、選手、サポーターの皆さん、ジェフに関わるすべての人たちにとって、とても素晴らしいことだと思います。またフクダ電子アリーナとも隣接しているので、この練習場の建設が地域全体の活性化につながることを願っていますし、ジェフに関わるすべての人の力で、この地域を活性化していくことができれば素晴らしいことだと思います。
○ 選手会長 坂本將貴選手
グラウンドが2面あるということが非常にうれしいです。良い環境で練習ができるのは選手、ジェフにとっても大きなメリットだと思います。また、サポーターの皆さんが来やすい良い立地なので、今まで以上にサポーターの皆さんとクラブとのコミュニケーションも取れるようになり、より良いクラブになっていけると思います。
○ 巻誠一郎選手
選手とサポーターの皆さんが一つになれるような練習場ができることは素晴らしいことだと思います。また、選手にとってもトレーニングに集中できる良い環境ができると思います。このような素晴らしい施設を作ってもらえるので、施設に負けないようなしっかりとしたパフォーマンスをして、順位を上げていきたいと思います。今から楽しみです。
以上
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