Jリーグは、下記2項につき裁定委員会を開催し、当該クラブに対し本日以下の制裁を決定、通知いたしましたのでお知らせいたします。
1.浦和レッズ/ガンバ大阪サポーター衝突トラブルの件
(1)制裁の種類および内容等
当該クラブ 浦和レッズ
(1)制裁の種類および内容 :
譴責(始末書提出)
制裁金 2,000万円
(2)適用条項 :
『Jリーグ規約』第51条〔Jクラブの責任〕第2項
『Jリーグ規約』第148条〔チェアマンによる制裁および調査〕第1項
『Jリーグ規約』第149条〔制裁の種類〕第1項第1号、第2号
『Jリーグ規約』第157条〔1億円以下の制裁金〕第2号
当該クラブ ガンバ大阪
(1)制裁の種類および内容 :
譴責(始末書提出)
制裁金 1,000万円
(2)適用条項 :
『Jリーグ規約』第51条〔Jクラブの責任〕第4項
『Jリーグ規約』第148条〔チェアマンによる制裁および調査〕第1項
『Jリーグ規約』第149条〔制裁の種類〕第1項第1号、第2号
『Jリーグ規約』第157条〔1億円以下の制裁金〕第2号
(2)違反行為の内容
2008年5月17日(土)に埼玉スタジアムで行われたJ1リーグ戦第13節「浦和レッズ対ガンバ大阪」において、ガンバ大阪のサポーターが試合開始前に浦和レッズサポーターに対し物の投げ込み(水風船及びペットボトル)を行い、浦和レッズファンの家族や子供に当たった。またガンバ大阪サポーターは誹謗中傷ともとれる横断幕の掲出、緩衝柵を揺らしての挑発行為(罵声等)も行った。
試合終了後、ピッチではガンバ大阪の選手が円陣を組んで喜びをあわらにしたことがきっかけで、選手同士がもみ合いとなり、スタンドでは、選手に対して異議を述べるなどしていたガンバ大阪のサポーター1名がスタンドの最前列に詰め寄った他のガンバサポーターに押され、スタンドから3メートル下のスタジアム内の溝に転落して怪我を負った。その後はスタンド内が混乱し、サポーター同士で物の投げあいが行われ、興奮した両チームサポーターがもみあいとなり、緩衝柵の大部分が倒れてしまった。
その後、試合前に行ったガンバ大阪サポーターの一連の行為が起因となり、浦和レッズサポーターがビジター出口に集結したことから、安全確保のため、ガンバ大阪ファン・サポーター約800名は最長3時間半もの間、スタンドでの待機を余儀なくされた。また、一部の浦和レッズサポーターによりガンバ大阪の応援備品が破壊・点火されるなどの事態となったことも含めて、一連の騒動はサッカースタジアムが危険であるとの印象を社会に与えてしまった。
2.鹿島アントラーズ所属選手 酒気帯び運転の件
(1)制裁の種類および内容等
当該クラブ 鹿島アントラーズ
(1)制裁の種類および内容 :
譴責(始末書提出)
制裁金 300万円
(2)適用条項 :
『Jリーグ規約』第148条 〔チェアマンによる制裁および調査〕第1項
『Jリーグ規約』第149条〔制裁の種類〕第1項第1号、2号
『Jリーグ規約』第154条〔両罰規程〕
『Jリーグ規約』第162条〔第3条第2項違反の制裁金〕第2号
(2)違反行為の内容
2008年5月17日から18日にかけての深夜、大道広幸選手、船山祐二選手は友人らと茨城県神栖市内で飲酒。帰宅の際、運転代行が終了していた為、大道選手の運転により帰宅、18日午前4時ごろ、同市内での鹿嶋警察署による飲酒検問で、大道選手から規定を上回るアルコール値が検出され、酒気帯び運転で検挙された。
以上
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