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5月17日、ガンバ大阪戦のトラブルについて (08.05.23)

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7日のガンバ大阪戦でのトラブルにおいては、多くのファン・サポーターの方々にさまざまなご迷惑をお掛けしました。各関係機関の皆様にもご心配、ご迷惑をお掛けしました。改めて深くお詫び申し上げます。
今回のトラブルを受けた今後の対応策の概要およびクラブ内処分についてお知らせ致します。
なお、具体的な対応策につきましては、今後、弊クラブ・オフィシャルサイト上などでお知らせして参ります。

1.安全なスタジアム運営への対応策概要
(1)危機管理体制の再構築
情報の集約や事態への対応方針等に不完全な部分があるため、クラブ内で再構築致します
(2)警備体制の見直し
ソフトな警備方針を堅持しつつ、不測事態に適時適切かつ柔軟に対応できるよう、警備体制を抜本的に見直します。危険度に応じて断固たる措置を取る等の手法も一部導入します。従来の警備体制の質的向上を図ります
(3)特別警備のためのセキュリティチームの新設
状況に応じて、多様な警備体制と措置を講じることができるよう、新たなセキュリティチームを新設します。通常時は出動しませんが、危険行為が発生した場合、ハードな措置を取ることも検討します。体制や発足時期等、今後詳細を決めて参ります
(4)スタジアム内広報体制の強化
(5)緩衝地帯、導線の見直し
(6)手荷物検査の徹底
(7)関係機関との連携強化
※その他、必要な対応につきましても検討のうえ、順次実施して参ります

2.クラブ内処分・ペナルティ
(1)常務取締役事業本部長:減俸5%1ケ月
(2)運営部長:減給
なお、弊クラブ代表は1ケ月間、報酬5%を自主返上致します。
また、強化本部長に対して、チーム運営にあたってフェアプレーの遵守に努めるよう弊クラブ代表から改めて指導しました。

3.対応策および処分について
Jリーグ第13節、ガンバ大阪戦<5月17日(土)埼玉スタジアム>で、試合開始前と試合中、ビジターゴール裏スタンドからペットボトル、水風船など多くのモノが隣接する浦和レッズ側のゴール裏スタンドに投げ込まれました。熱狂的なサポーターが、家族連れなど一般ファンに向かって、計画的にかつ無差別にモノを投げ込むという暴行行為は、敵味方を問わずサッカーを愛する者として決して許されない行為です。
試合開始前より試合終了時点まで約2時間にわたり、断続的に一般ファンが無差別の暴行行為を受ける危険な状態にさらされておりました。この間、ファン・サポーターの皆様は、お互いに声を掛け合い冷静な対応に最大限努めていました。にもかかわらず、その間事態の沈静化を図れず、またガンバ大阪のファンの方々が試合後、長時間の待機を強いられる等の混乱を招いたことは、主管者である弊クラブの警備体制の根幹が問われる深刻な問題です。
Jリーグが掲げ弊クラブも実践してきた安全で快適なスタジアムづくりにという理念を裏切ることになりました。早期に十分な措置を講じていれば、キックオフ前からの一般のファン・サポーターに向けられた悪意ある暴行行為を試合後の大きなトラブルに発展させることはなく、警備体制と警備実施の不手際を重大に受け止めております。中でも浦和レッズ、ガンバ大阪を問わず、ご来場いただいた善良な一般のファンの方々に多大なご迷惑をお掛けしましたことを改めて心からお詫び申し上げます。
浦和レッズファンの皆様の中には、試合前や試合中にモノを投げつけられた方々がいらっしゃいました。両チームのファンには警備員が暴行行為を阻止するだろうと期待しながら観戦された方も多くいらっしゃいました。不安な状況での観戦を強いてしまい、深くお詫び申し上げます。
ガンバ大阪ファン2000名のうち約800名の皆様については、弊クラブが埼玉県警察とご相談し安全確保を第一に、いったんスタジアムで待機していただく形を取らざるを得なくなりました。試合終了から3時間半後までに専用バス等で全員が会場を出発されましたが、警備不備により多大なるご心配、ご迷惑をおかけいたしました。待機の間、状況説明はなく、不測の事態に遭う不安の中、予定通りご帰宅できず、予定変更を余儀なくされた方もいらっしゃいました。そのような環境を強いてしまい改めて深くお詫び申し上げます。
このような経緯から、再発防止に向け対応策を進めるとともに、弊クラブの関係者に対して、処分・ペナルティを課すことに致しました。

4.試合後の混乱について
試合後、スタンド外では、ガンバ大阪側ゴール裏入口周辺に、浦和レッズのサポーター数十名が集まりました。混乱に乗じてガンバ大阪サポーターが所有する器物(横断幕、太鼓等)を損壊する事件が発生しました。新聞記者の1人はシャツを破られました。待機の後、ご帰宅されるガンバ大阪ファンへの威嚇行為もありました。トラブルとは別の場所で観戦していたファンが中身入りペットボトルを投げつけられ、けがを負う事故もありました。弊クラブの責任は重大ですが、混乱に乗じて違法行為を行うことも決して許されることではありません。許されぬ行為の実行者については、特定に努め、弊クラブとして厳正に対処致します。

5.選手の言動について
青少年に夢や希望を与えるプロサッカー選手の言動は影響力も強く、強い自覚が必要です。また、勝って喜び、負けて悔しがるのはスポーツとして当然の姿です。今回不適切ととらえられかねない言動がトラブル拡大に影響した面も否めず、サッカーを愛するファン・サポーターの皆様に不快感を与えましたことを深くお詫び申し上げます。選手たちには、21日、強化本部長がピッチ内外で冷静な対応をするよう注意喚起しました。今後もスポーツマンシップを促すため、選手への指導を推進して参ります。   

以上
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