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株式会社大分フットボールクラブ 第10回定時株主総会 報告内容について(08.04.25)

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本日14時半より、大分市内の会議室において「株式会社大分フットボールクラブ第10回定時株主総会」が開催され、決議事項について満場一致で承認されましたのでお知らせするとともに、下記のとおりご報告させて頂きます。

・事業の概況
当期は、J1昇格後5年目のシ−ズンを向かえ、わが社の運営する大分トリニ−タは、トップチ−ムの強化、収益事業の拡大、下部組織の育成、地域貢献を重点に取り組みました。 
特に今まで以上に地域貢献・社会貢献を推進するべく「ブルーシティプロジェクト」を立ち上げ、活動を開始し「マスコットの誕生」「商店街活性化プロジェクト」として多数のイベントを実施し、「介護予防」や「知的障がい者サッカー教室」、「選手による交流給食」など積極的に県民とのふれあい事業に力を入れて参りました。
トップチ−ムについては前半戦苦戦したものの、7月以降実施された巻き返し計画『リベンジ16』として、ブラジル人選手2名と新潟から鈴木選手が加入し、16試合を8勝7敗1分という好成績で順位を上げ、J1残留・14位の成績でシーズンを終了する事が出来ました。
 当期の経営状況は、収入に関しては、広告請負料収入が当初予算を上回る968,162千円の収入を確保しました。しかしながらチケット収入は、シーズンチケットが前期よりも上回ったものの、当初予算に届かず278,826千円、シーズン外チケットも伸び悩み、合計492,901千円にとどまりました。その他ホームタウン普及事業拡大として女子サッカーチームの創設や、スクール杵築校や佐伯校等を開校しスクール生が1000人を超えたものの、収入は78,360千円の確保に留まりました。結果として、その他収入も含めて、最終的な売上高は2,261,610千円、営業外収益等を加えると2,272,614千円の収入となりました。
また、支出に関しては、あらゆる原価、管理費について更なる見直しを行い、原価、販売管理費、一般管理費の抑制に努めました。
その結果、当初予算の単年度経常利益31,463千円、純利益30,163千円に対し、経常利益76,757千円、純利益75,583千円となり第9期に続き、初の二期連続黒字を達成し、累積の赤字幅が抑制され、経営の改善がなされました。
 第11期は、クラブ創設15年目となる節目のシーズンともなります。そこで「トップチームの将来の日本一を見据えたチームの再構築」、「ブルーシティプロジェクト2年目の推進」、「魅力あるスタジアム作りによる観客動員」、「国際化の推進・世界に通用するクラブ作り」の4項目の事業計画を着実に進めるとともに、『大分ど密着!日本一宣言』を行い、地域の皆様とのふれあいをより一層、高めていく所存です。
また、経営についても、一層の収益基盤の強化に努めると共に原価の徹底した見直しを実施し、健全経営に努めてまいりたいと考えております。大口の法人広告請負料の確保を実現し、チケット売上、スクール収入、その他収入等も計画通りに収益確保を進めて参ります。支出に関しても引き続き徹底したコスト意識改革の中で、低コスト高パフォ−マンスなチ−ム作りの中で順調に事業計画が進んでおります。今年は中長期的にクラブが発展する土台となる基盤づくりを行い、県民の多く皆様に愛され、支えられるようなクラブになるべく、一丸となって取り組んで参ります。
株主の皆様におかれましても、尚一層のご支援とご協力を賜わりますよう心よりお願い申し上げます。

第10期決算報告書( http://www.oita-trinita.co.jp/pdf/2008/10.pdf )

以上
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