さて、この度ドイツより 1968年のメキシコオリンピックで日本代表を銅メダルに導いた「日本サッカー界の父」と称されている『デットマール・クラマー』氏が同じドイツ出身のリトバルスキー監督が指揮をとりJ1昇格を目指している「アビスパ福岡」を応援するため40年振りに来福することになりました。
つきましては、地元福岡の方々はもちろんファンとの交流も兼ねて下記の通りイベントを開催いたします。
【 記念イベント概要 】
■名 義
○ 主 催: アビスパ福岡
○ 共 催: 社団法人福岡県サッカー協会・アビスパ福岡後援会
○ 後 援: 福岡市・朝日新聞社・スポーツニッポン・西日本新聞社・西日本リビング新聞社・日刊スポーツ・毎日新聞社・読売新聞社・RKB毎日放送・NHK福岡放送局・FBS福岡放送・KBC九州朝日放送・TNCテレビ西日本・TVQ九州放送(カテゴリー別五十音順で掲載しています)
■イベント概要
(1)親子サッカー教室
○ 日 時: 5月17日(木) 17:00〜(予定)
○ 場 所:福岡フットボールセンター
※ クラマー氏によるアビスパ福岡サッカースクール生を対象にした「親子サッカー教室」や「記念植樹」
※ 一般の方の参加者の募集はございません。
(2)アビスパ福岡の公式戦での記念式典
○ 日 時:5月19日(土)アビスパ福岡 vs.サガン鳥栖《九州ダービー》キックオフ/14:00〜
○ 場 所:博多の森球技場
※ 当日はデットマール・クラマー氏による「始球式」等のイベントを実施予定
(3)講演会・パネルディスカッション
【講演会】
◆ タイトル: 『サッカーを通じての人づくり・まちづくり(仮)』
【パネルディスカッション】
◆ タイトル:『本場ドイツから見た日本サッカーとの比較〜九州サッカー界の進むべき道(仮)』
◆ パネラー: デットマール・クラマー氏 ・ リトバルスキー監督
○ 日 時: 5月20日(日)受 付12:00/ 開 始 13:00/終了予定15:20
○ 場 所: ホテルニューオータニ博多 4階「鶴の間」
○ 入場料:¥1,500 (税込)
○ 定 員:500名
○ チケット販売:
1チケットぴあ・ローソンチケット… 4月26日AM10:00より販売開始
2博多の森球技場( 4/25、5/3、5/13のみ)当日券売場1番窓口
※試合開始3時間前〜ハーフタイム
3 アビスパ福岡本社(月曜日〜金曜日9:30〜17:30)
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デットマール・クラマー氏 プロフィール (Dettmar Cramer)
1925年4月4日、西ドイツ・ドルトムント生まれ。
1960年、東京オリンピックに向けた強化・指導にあたるため日本代表コーチとして来日。
以降、わが国の強化、指導者育成、ユース育成等の礎を築き「日本サッカーの父」と称される。メキシコオリンピック(1968年)ではアドバイザー的役割を果たし、日本の銅メダル獲得に寄与。 1971年勲三等瑞宝章、1996年日本サッカー協会75周年記念功労賞。
選手としては、ドイツ国内の複数のクラブでプレーしたが、怪我のため選手生命は短かった。
1951年に引退後はコーチ業への道に進む。
1960年 日本サッカー協会の依頼により、東京オリンピックを控えた日本代表の指導のために来日(監督としてではなく、コーチとしての来日)。
当時の日本代表はリフティングも正確にできなかったので、基本練習を徹底的に教え込んだ。
この当時の教え子に釜本邦茂や杉山隆一らがいる。
高い向上心を持ちながら、指導者に恵まれていなかった日本代表は、クラマーの指導により、東京オリンピックで強豪アルゼンチン代表を退けベスト8の快挙を成し遂げる。
1964年 東京オリンピックを終え、西ドイツに帰国。
1967年 FIFA公認のコーチとなり、世界各地でサッカーの指導にあたる。
1968年 日本代表がメキシコオリンピックで、開催国のメキシコ代表を2−0で退け銅メダルを獲得する。
クラマーに教えられた技術や哲学と、海外サッカーに聡明な長沼 健監督と岡野俊一朗コーチを中心とする東京以来の変わらぬメンバーへ戦術を指導した。
1969年 日本にて、「FIFAコーチングスクール」を開講。アジアの 12協会から42人の受講者が集まった。
1974年 FIFAコーチを引退。
1975年 バイエルン・ミュンヘンの監督となる。同年、UEFAチャンピオンズカップで優勝。
1976年 UEFAチャンピオンズカップに2度目の優勝。その後も監督として、いくつかのクラブチームを率い、監督引退後は指導者の育成を行っている。
2005年 日本サッカー協会が制定した表彰制度「日本サッカー殿堂」 2005年第1回受賞者になる。
以上