このたびの新潟県中越地震により、被害を受けられました皆様に、アルビレックス新潟選手・スタッフ一同、謹んでお見舞い申し上げます。日頃、私どもをサポートいただいている皆様が、災害により、厳しい環境下に身を置かれている現状に、選手・スタッフ一同、心を痛めるとともに一刻も早い復旧と皆様のご健康を心より祈念いたしております。

当クラブは10月30日（土）午後３時から、新潟スタジアムで柏レイソルを迎えてＪ１リーグを開催する予定でした。しかし、まだ余震も続く現状の中で、試合運営上、お客様の安全を確保することが困難であると判断し、試合開催を延期させていただくことを決定いたしました。

しかしながら、?被害を受けられた皆様に対して、アルビレックス新潟として何をするべきか?を考えた時、サッカーの試合を通じて元気と勇気を伝えることが、私どもに課せられた使命であり、責任であると考えます。今後もチームはピッチの上で、これまで以上に熱く、激しく、ハートを前面に出した闘いをすることを誓います。その姿が、被害を受けられた皆様が少しでも復旧への心の支えとしていただければと、選手・スタッフ一同、願うところであります。

?地域の人々とともに「活気あふれるまちづくり」に貢献します?をクラブコンセプトのひとつとして掲げる当クラブにとっても、今回の災害は極めて大きな問題と受け止めております。同時に、直面したこの問題に、いかにアルビレックス新潟として取り組むべきか。私どもは考えております。

つきましては、新潟県中越地震の被災者の方々へのお見舞いと復旧支援のために、「がんばろう新潟！」という言葉の下に、新潟県中越地震復旧支援アルビレックス本部をクラブ内に設置し、今後、下記の緊急的・長期的にわたっての支援活動を展開してまいります。日頃より当クラブをサポートいただいている皆様から、被害を受けられた方々への支援活動にご参加いただき、災害を克服し、一緒に活気あふれるまちづくり、新潟づくりに取り組んでいきたいと考えております。


＜アルビレックス新潟が取り組む緊急的、長期的取り組み＞
　
■緊急的取り組み
◇アルビレックス新潟として、義援金一千万円を寄付させていただきます。
　
◇ホームゲーム会場での義援金募金活動の実施
ホームゲーム会場におきまして、義援金募金活動を実施させていただきます。
※当クラブでは、新潟県を襲った『７．１３水害』に際しましても、ＪリーグとＬ・リーグのホームゲームにて募金活動を行い、被災地へ義援金1,363,016円を新潟県災害対策本部を通じて送金しております。
　
◇生活支援物資の提供
被災地の皆様へ、アルビレックス新潟オリジナルタオル、冬物ウエア等の生活支援物資の寄付させていただきます。
　
◇災害復旧ボランティアの方々への協力
災害復旧活動に力を尽くしているボランティアの方々へウエアの提供を行います。
　
◇アルビレックス新潟選手会から、義援金の寄付とチャリティーオークションによる義援金募金活動の実施
アルビレックス新潟選手会と連携し、選手・スタッフによる義援金の寄付と12月に開催予定のシーズン報告会でチャリティーオークションを実施し、その売り上げを義援金として寄付させていただきます。
　
◇Ｊリーグ、各Ｊクラブ、選手会、クラブスポンサーからの義援金・支援物資の呼びかけおよび取り次ぎ
すでにクラブには、Ｊリーグ、Ｊリーグ加盟クラブ、クラブスポンサーなどから義援金、支援物資のご提供の申し出を頂戴しております。こうしたご厚意を、確実に被災された皆様にお届けするため、義援金・支援物資の取り次ぎを行わせていただきます。
　
　
■長期的取り組み
◇復旧後の被災地域でのサッカー教室などイベントの実施
アルビレックス新潟選手会と各地区後援会の方々との連携の中で、被災された地域でのスポーツ普及活動および慰問活動を実施させていただきます。
　
◇復旧後の被災地域へのホームゲーム観戦招待事業の実施
復旧後、被災地の皆様を各地区後援会の方々との連携の中で、当クラブのホームゲームにご観戦ご招待させていただきます。

以上