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【J1:第34節 神戸 vs 川崎F】プレビュー:このままでは終われない両者。特にホーム神戸は“勝利”前提で、マルキの得点王と森岡の代表入りを援護射撃する。(14.12.06)

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現在16ゴールで得点ランキング1位の大久保嘉人(川崎F)をホームに迎える神戸。1ゴール差でそれを追う2位・豊田陽平(鳥栖)の動向も気になるが、3位のマルキーニョス(神戸)と大久保との差もわずか2ゴール(14得点)とまだまだチャンスは充分に残っている。しかも、この一戦には首位と3点差(4位タイ)のペドロ ジュニオール(神戸)、4点差(7位タイ)の小林悠(川崎F)もいる。負傷を抱える小林の出場は微妙だが、得点王を狙える4人が同じピッチに立つ可能性があるから面白い。

クラブタイトルやACL出場権争いからは脱落している両者だが、興味深いラストマッチになりそうだ。
また、来年1月のAFCアジアカップ2015へ臨む日本代表入りを狙う川崎F・小林や神戸・森岡亮太らにとっては、最後のアピールの場になる大事な一戦となる。

ただ、第29節の鳥栖戦の勝利を最後に4試合未勝利の川崎Fと3連敗中の神戸にとっては、得点王や代表へのアピールよりもチームの勝利が優先。神戸の森岡も「まずはチームとして勝つこと。それが自分のアピールにもなると思うので」と、目の前の試合に焦点を合わせる。
得点王争いを演じているマルキーニョスもその姿勢は同じ。「(最終節を勝つために)やれることはすべてやる。(得点王は)チームのためにプレーした結果として付いて来るものだと思っている」と、あくまでフォア・ザ・チームを貫く構えだ。

また、今季限りで退任となる安達亮監督にとっては神戸でのラストマッチとなる。「最後というのは特別意識していない。昨季J2を勝ち抜いて、今季もシーズン最初からテーマを持ってやってきた。勝って最後を締めたいですし、(サポーターには)今までの集大成を見せられたらといいという思いだけです。自分にとっても、クラブにとっても、いい通過点になるような試合をしたいですね」(安達)。

今季の神戸は、第8節終了時点で首位に立ち、ブラジルワールドカップによる中断を3位という好位置で迎えた。森岡を中心にマルキーニョス、ペドロ ジュニオールが得点を重ね、破壊力のある攻撃は相手の脅威に。あの魅力的なサッカーを最後に見たいというのがサポーターの願いだろう。魅力ある攻撃のリズムを作るためには、課題の失点を無くすのも大事な要素の一つ。ディフェンスリーダーの増川隆洋はこんな思いで最終節を戦う。
「(ここ数試合は)不甲斐ない戦いを見せてしまっている。チームとしても個人としても、このままでは終われない。最後はスマイルで終われるようにしっかりファイトします」。

神戸も川崎Fにとっても“この1勝”で何かが大きく変わるわけではない。ただ、この1勝が来季への大きな一歩になる可能性はある。未来へつながる好ゲームを最後に期待したい。

以上

2014.12.05 Reported by 白井邦彦
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