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【J2日記】讃岐:香川初!サッカー観戦サークル『Setoseele』(14.12.04)

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Setoseeleの冨田くんと真鍋さん

2014年のJリーグもいよいよ大詰め。J1の優勝争い、J2からJ1への昇格争いと盛り上がりを見せているが、J2・J3入れ替え戦も目が離せない戦いの一つとなる。今年昇格を決めた讃岐は2年連続の入れ替え戦となっているが、昨年のちょうどこの時期から、香川ではサッカーへの熱が一気に広がりを見せたように思える。その影響もあってか、香川県では初となるサッカー観戦サークルが誕生した。

そのサークルの名前は『Setoseele』(セトゼーレ)。瀬戸内海の『Seto』と、ドイツ語で魂を意味する『Seele』を合わせた名前で、その発起人は香川大学3回生の真鍋晴香さんと、同じく3回生の冨田祐策くんの2人だ。

もともと真鍋さんは、カマタマーレ讃岐がまだ地域リーグで戦っていた頃から試合を観戦していたらしく、「休みの日には、お父さんと一緒にカマタマーレの試合を見に行っていた」とのこと。対する冨田くんは高校卒業までは鹿児島県で過ごし、サッカーを観戦したことはほとんど無かったそう。だがその後香川に進学し、その時に初めて観戦。「今でもその時の新鮮な気持ちが残っていて、とても楽しかった」とその時の気持ちを思い返した。

2人が出会ったのは、昨年の10月に行われた『かまたまつり』。J2に上がった今シーズンも行われたこのイベントは、学生が主体となって会場で行う企画の考案や運営、さらに試合を盛り上げるアトラクションなどが開催され、その時2人は実行委員のメンバーとして参加。共に会場を盛り上げサッカーの楽しさを体感することができたという。

またその数日後には日本代表のサポーターをしている方とも出会い、その時に「全国にはサッカー観戦サークルがたくさんある。君たちも香川で作ってみたら?」と促され、「それじゃあ、やってみよう!」と2人はサークルを立ち上げることを即決。こうしてサッカー観戦サークル『Setoseele』が誕生した。

「最初は、サッカーやカマタマーレ讃岐に興味を持ってくれる人がいなかった」と真鍋さん。まずはサッカーを見る楽しさを伝えるため、同級生などを誘いその面白さを伝えていった。会場への行き方からチケットの種類・購入方法、さらに応援グッズの紹介や出場する選手についてなどを分かりやすく説明し、さらに“LINE”や“Facebook”なども使ってメンバー集めに奔走した。

また観戦の仕方は基本自由となっており、サポーターと一緒にチャントやコールで一体感を楽しむのはもちろん、じっくり見たいというメンバーはイスに座りながら試合を見るのもOK。観戦するカタチを無理に押しつけるのではなく、メンバーそれぞれが一番好きな方法でサッカーを楽しめるようにしている。

その甲斐あってか、最初は8人程しかいなかったメンバーも徐々に増え、今ではおよそ40名まで増加。メンバーの中には「テレビなどで見るサッカーとは全然違っていてとっても面白かったし、選手が乗ったバスを出迎えたりするのも楽しかった」と、反応も上々だ。

もうすぐ活動を開始してから1年となる『Setoseele』。これからの目標を2人に伺うと、真鍋さんは「カマタマーレが好きな人がもっと増えて欲しい。また、香川大学は岡山から通っている学生もいるので、ユニフォームを着て一緒にイベントをするなど、チームを超えてサッカーの輪を広げて行きたい」目を輝かせ、冨田くんは、「応援する空間や雰囲気が大好き。それを1人でも多くの学生に知ってもらい、もっとサッカーを身近に感じてもらいたい」と白い歯を見せた。

なお、『Setoseele』の活動については公式HPにも掲載されているので、こちらもぜひチェックしてもらいたい。
URL:http://setoseele.wix.com/setoseele

以上

2014.12.04 Reported by 小谷秀斗(オフィスひやあつ)
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