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【第94回天皇杯 準決勝 G大阪 vs 清水】長谷川健太監督(G大阪)記者会見コメント(14.11.26)

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●長谷川健太監督(G大阪):

「まず90分で終わって勝てて良かったです。決勝に行くために、ここに戦いに来たので、勝てるメンバーを18人選んで来たという中で、初めに拍子抜けのような2点が入っちゃったので、その後なにかこう……本当はたたみかけて3点目が取れれば試合は決まったと思いますが、少し抜けたところで2点取られて。1点取って3−2で折り返したんですが、ハーフタイムでは、やる前と別のチームだから心してかかれという話をして。後半は集中して、危ない場面もありましたが、戦ってくれたと思っています。
何とか決勝戦に行くことができ、次のリーグ戦(11/29vs神戸@万博)は中2日で肉体的には疲労があると思いますが、勝ったことによって精神的な疲労ということは少し軽減されると思う。ホーム最終戦ですし、全員で力を合わせて、何とか良い結果で終われるように頑張っていきたいと思っています」

Q:宇佐美選手ですが、ここまで苦しんできたストライカーが、ここに来て2点取ったことは、今後にどのような意味を持つと感じていますか?
「公式戦で点を取って、少しは精神的に楽になると思いますし、これで乗ってくれて、次のゲームで少しずつ調子を上げてくれればと願っています」

Q:大榎監督にも同じ質問をしましたが、例年と違って、今回はまだリーグが残っている段階で準決勝がありました。それは監督として難しさ、やりにくさはありますか?
「天皇杯に関しては、非常に難しい戦いだったと思っています。通常は、ベスト8以降が年末に行われて、そこから仕切り直してフルのメンバーで戦うことができます。今回は日程的な都合もあったと思いますが、非常に難しい日程だったなと。だから、どのチームもターンオーバーしての戦いで、J1の力のあるチームが早い段階で負けてしまったというのは、そういうところもあったと思います。今日も、清水にとっては残留することが第1の目標で、メンバーを代えざるをえないということだったと思いますし、清水がフルメンバーで戦ってくれれば、もっと違った結果や内容のゲームが……今日の準決勝を楽しみにしてくれていた両チームのサポーターにもっと良いゲームを見せることができたと思います。そういう意味ではちょっと残念でした。われわれもいろんな選手を天皇杯で使いましたが、本当にチーム一丸となって決勝戦まで辿り着けた。本当に選手がよく頑張ってくれたと思いますし、スタッフが本当にサポートしてくれたからこそですし、チーム力のおかげだったと思っています」

Q:今日の試合はメンバーのこともあって、精神的に難しい試合だったと思いますが、選手たちのプロとしての試合への取り組み方というのは、どのように評価されていますか?
「非常に評価はしています。いわゆるひとつの試練だと思ってましたし、こういうメンバーで戦わなければいけないと。選手も相手が大幅にメンバーを代えていることがわかっている中で、3冠というモチベーションもありますし、メンバーを代えてその3冠の夢が途切れてしまったら、選手のモチベーションも低下してしまうと思いました。そういう意味では、シーズン終盤で疲れているとは思いますが、中3日で身体にムチ打って今日は戦うという姿勢、ファイティングポーズをとってくれました。2点取って2点取られて、難しい展開の中、前半はきちっとリードして折り返すこともできましたし、後半もしっかりと入って、きちっと点を取って90分で勝ちきったというのは、選手のたくましさを感じました。そういう意味でも強いチームにならなければいけないと思っていたので、この準決勝をしっかり勝ったというのは、チームにとって非常に大きな結果だったと思っています」

以上
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