最終節の京都と岐阜の一戦は、互いに譲らずスコアレスドローとなった。
岐阜は、ナザリトをトップに、難波宏明を右、比嘉諒人を左に置き、高地系治とヘニキがその下でプレスを掛けられるような形をとった。京都は左サイドバックに比嘉祐介、GKに杉本大地が先発出場。
試合は、岐阜の、プレッシングとターゲット・ナザリトへのボール配給が目立つ展開。9分には岐阜がCKから京都ゴール前での混戦で比嘉諒が裏へ抜け出しシュートを放つ。京都も16分にCKから、跳ね返りを拾いクロスを入れ、ドウグラスが頭で合わせるシーンを作る。前半の見せ場は35分、岐阜の1本のロングボールが京都の背後を取り、それを起点に飛び出してきた高地がシュート。これは京都GK杉本大地が弾き出す。
後半に入り、徐々に京都がリズムを作り始めるも、岐阜のナザリト狙いの1本のパスに手こずる。後半17分、18分とその攻撃のこぼれ球を高地、ヘニキにシュートまで持ち込まれてしまう。
京都の決定機は後半29分、右の石櫃洋祐が仕掛けて1人かわし、中の大黒将志へ。しかし、大黒のシュートはバーを越える。岐阜も同44分に、京都ゴール近くの混戦にナザリトが抜け出しシュート。これはバーを直撃。さらに京都はアディショナルタイムにドウグラスの左からのクロスに大黒が合わせるも、ゴールネットを揺らすことができず。結局スコアレスの引分で、今季最終節を終えた。
試合後、岐阜・ラモス瑠偉監督は「頑張る姿勢を見せられた」と選手を称えながらも「こんな素晴らしい試合ができて、なぜ10試合前にできなかったのか」と選手に苦言も残した。
以上
2014.11.24 Reported by 武田賢宗
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