●曹貴裁監督(湘南):
「リーグ最終戦、大分が勝てばプレーオフ進出の可能性があるという試合で多くのお客さんが入って、我々のサポーターは数でこそ負けていましたが、それ以上に応援してくれて感謝しています。
私がこのクラブの監督をさせてもらい3年になりますが、育成から数えると10年目になります。ひとつのクラブでこれだけ長くお世話になると、過去に所属した選手、それからユース時代にトップに上がれなかった選手、どちらかというとそういった選手との付き合いの方が長いです。プロの世界なので、トップに昇格できるのは2、3人、その中でスポットに当たる選手はわずかで、苦しい思いをして終わる選手が多い。この世界、監督もコーチも含めて選手は辛い思いをして、厳しい練習をしてきました。今日勝点100を越えて、大分さんに勝ったのは複雑な気持ちですが、プロとして、選手と一緒に勝点3を取るために準備してきました。勝って思ったのは、このチームは僕が何かしたわけでもないし、フロントの方だけが努力したわけではない。選手もそうだし、過去にこのチームに所属した選手を含めて、積み重ねた結果だと思います。サッカーの進め方ややらなければいけないことはたくさんあると思います。ただ、勝負対して勝点3を取るために全員が足を止めず、走ろうという気持ちは選手たちに言ってきました。今日は大分さんもファイトしてきましたが、我々も負けない気持ちでできました」
Q:来季に向けて、どのあたりを改善、成長させていきたいですか。
「我々のサッカーは攻撃も守備も相手を休ませないというのがキーワードです。休ませないためには攻撃では奪ったあとのファーストパスの精度を上げなければいけない。最後のボールをゴールに入れるための精度も上げなければいけない。失点をしないためには、これらをベースにしながら、相手にボールを奪われた時から取り返す精度を高めなければ、上のリーグでは勝てないと思います」
以上
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