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【J2:第42節 栃木 vs 長崎】阪倉裕二監督(栃木)記者会見コメント(14.11.23)

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●阪倉裕二監督(栃木):
「今日の試合というのは2014年の最後の試合ということ、それから今年のチームは多くの方に支えられ再起したというか、来季もJ2で戦う資格を得られたと思っている。そういう感謝の気持ちを今日の試合で表現しようと選手と話して、1週間準備をして今日の試合に臨んだ。結果はもちろん勝利して良かったが、内容はどっちに転んでもおかしくはなかった。後半は相手も前掛かりになったので2点目を取るチャンスはあったと思う。そういうところで決めていく力を付けて行かないと勝ちきるゲームを多くするのは難しくなる。そのあたりは結局、今年1年、記者会見で同じことを言っていたような気がする。もっともっと成長させないといけないと責任を感じた部分もある。ただ、選手たちは1年間、本当にトレーニングもそうだし、目の前の試合を一生懸命やってくれたことには感謝している。チーム間での団結というか、仲間意識は非常に良かったと思う。そういうことがあったから、夏場の連敗で大きく崩れる可能性もあったと思うが、その中でなんとか(崩壊せずに)、ちょっと6連敗はし過ぎかなと思うが、もう少し早く止められればもう少し違う結果になったのかなとは思うが、大きく崩れることなく団結したままで選手がしっかりやってくれた。また、スタッフもよく私のことをサポートしてくれた1年だったと思う。そういう意味で私もこの1年で非常にいい経験をさせていただいたので、この経験を来年に活かしていきたいと思う」

Q:最終盤の3試合で完封が2試合もあったが、その要因は?結果論だと思う部分が大きいのか?
「ひとつは結果論だと思う。負けた試合と今日と内容がどうかと言われれば、そんなに変わらなかったと思う。前節の水戸戦は逆転ができたが、ほとんどのチームが先制点を取り、追加点を取って勝ち抜けていくというか、そういうのがサッカーの流れ、拮抗したJ2リーグの流れだと感じている。そういう意味では連勝した要因は先制点を取れたこと、そして逃げ切っていく形が我々にとっては勝利が近付いたことになったのかなと。
今日1点目を取るまでは、我々に大きなチャンスがなく、杉本のヘディングは素晴らしかったが、大きく崩したというよりは一瞬のスキを突いたということだと思う。そういうことで得点が生まれたり、逆にちょっとした隙を突かれて失点している。ミスがあっても突かれなければ失点にならないと思うし、ミスを突けないと得点にならない。要は得点が入る、入らないは理論ではないところから生まれている。そういうところで細かなところを突き詰められるかをやっていかないといけないと思う」

Q:残り3試合を含めて、終盤戦の戦いで得た手ごたえ、収穫は?
「選手に求めていることは、細かなところは微調整しているが、大きなところは特に変えていない。トレーニングの内容も、相手を分析して相手のストロングポイントを消して、自分たちの良さを消すことをやってきたつもり。振り返っても選手には同じことを要求したし、トレーニングも同じことをやった。一つの収穫は僕が経験を積んだことで、何か一つでも還元できれば、チームにとってもプラスになると思う。当然、来年になるとメンバーも変わるし、そうなると特長も少し変わってくると思う。今年の考え方、やり方は、もしかしたら適さないかもしれない」

Q:今年は監督してチームをけん引してきたが、コーチ時代と大きく変わったことは?
「一番違うのは決断だと思う。具体的に言えば誰をメンバーにするのか、交代するのか、トレーニングもそうだが、全ての決断が必要だった。コーチングスタッフと相談したりいろいろするが、最終的にこれをやると決断するのは監督の仕事だと思う。それはコーチとは違う。サッカー的な要素は変わっていないが、何かを決めるということは監督とコーチでは大きく違うと思う」

Q:12位という成績に関して率直な感想は?また、一桁順位に到達するために欠けていたものは?
「それは来週スタッフとしっかり分析することになっている。その中で少しデータとして出ているのは、失点している形、背景としてセットプレーからが多かったと思う。そこは反省して来季に活かさないといけない。分かっていたけど連敗中はやられてしまった。選手も分かっているけど、というのがあった。でも、メンタル的にナーバスになり、必要以上に意識することで思い切りの良さとか、力強さが欠けてしまったのかなと。僕がもう少し大らかにというか、思い切ってやってこいと言うことが必要だったかもしれないし、もっと強く選手に要求する対応をした方が良かったのか、そのあたりは反省、分析をスタッフとしないといけない。
今年の12位という順位は満足できないが、一方でこのJ2というリーグは今年で言えば湘南さんは内容も成績もずば抜けていて、松本も早めに2位以内を確定させたことを考えれば、2チームが突出していたかもしれないが、もしかするとそれ以外のチームは上に行った可能性もあったし、下に行くリスクもあったと思う。下のリスク回避は選手がうまくやってくれた。そういう意味では先ほども言ったが、選手、スタッフが苦しい時も諦めずにやったことが12位という結果になったのだと思う」

Q:勝ちきれなかった長崎に勝利してシーズンを締めくくれたことに関しては?
「あまりそこは意識してなくて、そう言われればそうだなと。当然、最後を勝利で締めたかった。イベント(セレモニー)もあるし、ホーム最終戦なので勝利して恩返しすることが大事で、勝利したことに関しては意味があると思う。ただ、長崎さんに2分け1敗だったことは意識していなかった。僕自身があまり過去を振り返らないし、相手の状況しか見ないので、1年前の結果は何の参考にしていない。自分たちのチームも相手も違うので、そこは参考にしてこなかった」

Q:債務超過があったが、それがチームのメリット、成長につながったことは?
「そういう状況になって初めて気が付くんだと思うが、クラブチームはやっぱりお金が大事だなと。その中でクラブを支えてくれた方、子供たちが募金をしてくれたり、県民の方、みなさんマスコミの方も、色々な方が栃木SCが危機だということで、苦しい時にサポートしてもらった。そうなると感謝の気持ちは当然、出ますよね?それは私だけではなく、選手も会社から報告などがあれば、ピッチで返すしかないぞと思ってやってきた部分はある。僕はだから正直、今年に関してはそれはプラスに働いたことが多かったと思う。ただ、安定的にクラブが成長していくことを考えれば、そういうことに一喜一憂というか、そうなると良い補強もできない。それは良くないことだと思う。今年一年だけのことに限って言えば、私が監督をして感じたのは多くの方に支えられていると感じられたのは、僕自身にとっても意義があると思うし、選手も感じることがあったと思う。もしかするとそれが下に行くリスクの軽減になったのかもしれない」

以上
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