●石崎信弘監督（山形）：
「1年間戦ってきて6位以内という形でプレーオフに進出ができることは、本当に素晴らしいことだと思いますし、それも選手の頑張り、サポーターの応援のお陰、いろんな方の力があったからプレーオフに進出できたと思ってます。そこにはしっかり感謝していきたいと思います。ただ、この1年言い続けてきたことですね、やはり課題として決定力不足、イージーなミスでの失点というところ、改善しなければいけないところを1年間ずっとやってきたんですけど、今日のゲームの中でやはりそういうところが出て負けてしまったのではないかなと。まず最初に、失点の仕方の悪いところと、チャンスがあるけどなかなか点が入らないというところ。まだまだやらなければいけないことがたくさんあると思いますし、次の天皇杯ですね、中2日でやっていかなければいけないんですけど、今日起きたところをしっかり反省して、天皇杯、プレーオフに続けているようにしていきたいと思っています。皆さまのお陰で1年間戦ってこれて、プレーオフ圏内に入れたということ、本当に感謝しています。ありがとうございました」

Q:勝って自力でプレーオフ進出を決めたかったと思いますが、今は複雑な心境なのか、どのような感じですか？
「6位以内に入るというのは今日の試合だけの話ではないですからね。年間やってきた結果が6位以内ということなので、先ほども言いましたけど、プレーオフ圏内に入ったということは素晴らしいことだと思ってますし、そのプレーオフ圏内に入ったことで、まだまだ成長していかなければいけないことが多々あると思います」

Q:攻めているけど点が入らないということですが、短い時間で修正できるとしたらどういう点ですか？
「本当にできることというのはリカバー、体力回復と、気持ちの切り換えのところというところで、やはりまずはゴール前でどれだけ落ち着いてプレーできるかというところだと思うんですよね。今日なんかも何回かいい形があるんですけど、慌ててシュートしてしまっているシーンかあったと思いますし、反対に落ち着き過ぎて他の人に回してしまって、結果的に入らなかったシーンと、そこらへんの判断という部分を、これからビデオを見て、明日ミーティングするんですけど、その資料をつくって明日ミーティングの中で反省して、あとはどう気持ちを切り換えてやっていくか。次、（天皇杯準決勝で対戦する）ジェフは3位になったんですよね。プレーオフの準決勝がないんですよね。そういう中で、ジェフも次の試合がない分、かなりのメンバーで来ると思いますし、自分たちはできることというのは、今日起きたことをしっかり反省して天皇杯で戦っていくというところ。で、天皇杯が終わったところで、中3日で今度はジュビロだと思うんですけど、アウェイでジュビロとやっていくというところ。だから、そこの気持ちの切り換えと反省というところを短い間でやっていければなと思っています」

Q:結果、6位まで来られた理由、シーズンいろいろあったと思いますが、一番のポイントはどこだと思いますか？
「連敗が少なかった。1回3連敗があったんですけど、連敗しないでこれたというところと、僕もJ2は長いんですけど、こういう形のJ2は初めてなんですよね。今までは3位以内とか2位以内とかに入らなければいけない、プレーオフがなかったので。初めての経験の中で、他のチームと差がないというか、7位になった大分もそうだと思いますし、ほとんど差がない、ゲームの中でしっかり戦ってきて、連勝がなかったけど連敗が少なかったというところが、やはり大きかったんじゃないかと。ただ、今日の試合もそうだったんですけど、勝てる試合というのが多々あったと思うんですよね。そういうところをどう取りこぼしをしないでしっかり結果につなげていくかというところをやっていかなければいけないんじゃないかなと。ここで来年J2の話をしても怒られると思うんですけど（笑）、J1になっても、J2で戦うことになっても、今年起きた反省を次につなげていけるように。その前にプレーオフ、天皇杯とあるんですけど、やっていきたいと思っています」

以上